WebFI、WebIPC、WebFterm、WebCPCの著作権主張 

         2006年4月1日 六車技術士事務所 (オリジナル;1999年11月)

 WebFIWebIPCWebFtermWebCPCはFI記号、IPC、Fターム、CPCに関して実用性の高い独自の表現法を開発し市販製品に適用しており、これらの形式を模倣する行為や許諾範囲外での利用、複製、提供、譲渡、貸与、またはインターネットその他の手段により公開する行為は日本国、および国際的な著作権関連の法律により処罰される恐れがあります。
※FI記号、IPC、Fターム、CPC自体は特許庁、その他関係機関が著作権を有しています。

 以下にWebFIを実例として代表的な部分を説明しますがこれに限定されるものではありません。また、WebIPC、WebFterm、WebCPCでもほぼ同様に実施しており、さらに同じやり方は特許関係以外の分類コードにおいても実施可能であることは明瞭です。なお、上記の日付時点で第三者により特許権や著作権を主張されている事項については、当方の関係するものではありません。

  1.同一画面での階層表示

 最上部にFI記号のIPC部分のセクションを大分類として配置し、そのいずれかをクリックすることで左下のフレームに該当のIPC部分の上位4桁のクラスが表示され、さらにそのいずれかをクリックすることで右下のフレームに該当のFI記号の詳細が表示されるもの。
 下図に実例を示します。



  2.直系上位のFI記号の説明文の連結

 直系上位のFI記号の説明文を実質的に1つの文章として、一時的または長期的に記憶媒体上に保存したもの。
 さらに、距離的に離れていても実質的に1つの文章として機能するように構成されたデータも含まれます。なお「直系上位のFI記号」とは、あるFI記号において、それと同格のものを含まず、上位分類となるFI記号を前後または上下に置き、さらにそのFI記号の上位のものを前後または上下に置き、それを繰り返して必要とされる実質的な最上位のFI記号までを並べたものです。
 下の(1)は実例として、FI記号=A47L 9/20,521Gについてその直系上位を並べたものです。また(2)は同じものを対象にFI記号を除いて説明文だけにしたもの、(3)はFIの区切りとして適当な記号(ここでは/を使ったが、それに限定されない)を置いたもの、(4)は直系上位分類の説明文を後に置いたものの一例です。

(1)A47L 家庭の洗浄または清浄;吸引掃除機 A47L 9/00 吸引掃除機の細部または付属品,例.吸気を調節するかまたは振動作用を生じる機械的装置;吸引掃除機またはその部品に特に適用される収納装置;吸引掃除機に特に適用される運搬車 A47L 9/20 ・フィルタを清掃する装置 A47L 9/20,521 ・・除塵部の構造 A47L 9/20,521A フイルタを振動させるもの A47L 9/20,521B ・フイルタを打撃するもの A47L 9/20,521D ・・フイルタをはじくもの A47L 9/20,521G ・・・除塵子が直線往復動するもの

(2)家庭の洗浄または清浄、吸引掃除機 吸引掃除機の細部または付属品,例.吸気を調節するかまたは振動作用を生じる機械的装置;吸引掃除機またはその部品に特に適用される収納装置;吸引掃除機に特に適用される運搬車 ・フィルタを清掃する装置・・除塵部の構造 フイルタを振動させるもの ・フイルタを打撃するもの・・フイルタをはじくもの・・・除塵子が直線往復動するもの

(3)家庭の洗浄または清浄;吸引掃除機/吸引掃除機の細部または付属品,例.吸気を調節するかまたは振動作用を生じる機械的装置;吸引掃除機またはその部品に特に適用される収納装置;吸引掃除機に特に適用される運搬車/フィルタを清掃する装置/除塵部の構造/フイルタを振動させるもの/フイルタを打撃するもの/フイルタをはじくもの/除塵子が直線往復動するもの

(4)A47L 9/20,521G ・・・除塵子が直線往復動するもの A47L 9/20,521D ・・フイルタをはじくもの  A47L 9/20,521B ・フイルタを打撃するもの A47L 9/20,521A フイルタを振動させるもの A47L 9/20,521 ・・除塵部の構造 A47L 9/20 ・フィルタを清掃する装置 A47L 9/00 吸引掃除機の細部または付属品,例.吸気を調節するかまたは振動作用を生じる機械的装置;吸引掃除機またはその部品に特に適用される収納装置;吸引掃除機に特に適用される運搬車 A47L 家庭の洗浄または清浄;吸引掃除機


  3.直系上位の圧縮表示

 上記で説明した「直系上位」のFI記号のみを取り出してコンパクトに表示するものです。下記(1)は直系上位のFI記号とその説明文を上に配置した表示の一例です。(2)は逆に、直系上位のFI記号を下に配置した表示の一例です。

(1)直系上位のFI記号を上に配置

 

(2)直系上位のFI記号を下に配置

 A47L 9/20,521G ・・・除塵子が直線往復動するもの
 A47L 9/20,521D ・・フイルタをはじくもの
 A47L 9/20,521B ・フイルタを打撃するもの
 A47L 9/20,521A フイルタを振動させるもの
 A47L 9/20,521 ・・除塵部の構造
 A47L 9/20 ・フィルタを清掃する装置
 A47L 9/00 吸引掃除機の細部または付属品,例.吸気を調節するか
  または振動作用を生じる機械的装置;吸引掃除機またはその部品に
  特に適用される収納装置;吸引掃除機に特に適用される運搬車
 A47L 家庭の洗浄または清浄(ブラシA46B;一種類の多量のびん
  またはその他の中空容器の清浄B08B9/00;洗濯D06F
  ;吸引掃除機・・・


  4.直系上位の圧縮表示からFI記号の詳細表示

 圧縮表示されたFI記号をクリックすることでそのFI記号の前後の詳細なFI記号を同一画面の別のフレームに表示する機能。下図では、右側に詳細なFI記号を表示しています。



  5.FI記号の識別記号のドットをIPC記号や展開記号の延長として展開させたデータ

 FI記号におけるアルファベット1桁の識別記号は、FI記号表においてその上に位置するIPC記号や展開記号の下位概念となるものです。さらにIPC記号のサブグループ以下においては説明文の先頭にドットが付与されており、これで上位、下位の分類であることが明瞭となるものです。ところが、FI記号体系の中の「識別記号」の上下関係を示すドットは、その上のIPC記号や展開記号を継承しません。つまり、IPC記号や展開記号の直下の識別記号は、その下位分類であるにもかかわらずドットが付いていません。しかし、一連の識別記号の間においては独自のドット展開がなされます。
 このため、識別記号においてはドットを頼りにしてその上位のIPC記号や展開記号を探すことがわかり難いといえます。そのため、IPC記号や展開記号の下位にくる識別記号に対して、IPC記号や展開記号のドット展開を継承したドット展開とするデータを作成しています。このデータはキーワードによる検索のためにデータベース内で利用すると便利なものであるが、それに限定される必要はありません。

例;下記に示す A47L 9/20,521A はその上のFI記号の下位となるものである。しかし説明文にドットが付いていないために上下の関係が分かり難くなっています。
A47L 9/20,521 ・・除塵部の構造
A47L 9/20,521A フイルタを振動させるもの
A47L 9/20,521B ・フイルタを打撃するもの

 この分かり難さを解決するために、A47L 9/20,521A の説明文にその上位のFI記号のドットよりも2つ多い4個のドットを付けたデータを作成したものです。さらに以下の識別記号も上位の識別記号にそって多いドット数を作成しています。なお、ドット数を1つ多くするのではなく「2つ多いドット」とした理由を説明します。例えば下記のA47L 9/20,999に例示するようなFI記号があった場合、そのドット数が3個であることがありうるがその場合、A47L 9/20,521Aのドット数が3個のドットであると同格ということになります。その不自然さを避けるためにA47L 9/20,521A のドットを上位よりも2つ多い4個にしているものです。
A47L 9/20,521 ・・除塵部の構造
A47L 9/20,521A ・・・・フイルタを振動させるもの
A47L 9/20,521B ・・・・・フイルタを打撃するもの
A47L 9/20,999 ・・・○○○○○

 しかし、A47L 9/20,999と同格になっても、直系上位分類を探すためには邪魔になるものではないので、下記のように1つ多いだけのデータも可能です。要するに識別記号のドット展開を、上位のFI記号やIPC記号のドットを継承するものとしたことが特徴です。
A47L 9/20,521 ・・除塵部の構造
A47L 9/20,521A ・・・フイルタを振動させるもの
A47L 9/20,521B ・・・・フイルタを打撃するもの
A47L 9/20,999 ・・・○○○○○

※識別記号のドットを1から2個増やしたデータは特許庁のFI記号の表記と異なるので、コンピュータ内の処理で利用するだけにして、ディスプレイには表示しません。

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