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  本を作ろう

                 六車技術士事務所・市民教授/六車正道 ⇒メール

 2022年7月5日、12日に開催します。

自分史を作ったり、同好会の記念誌などを作る方法を具体的にご紹介します。

下記は日立市報に載った案内(一部修正)です。
参加ご希望の方は、百年塾へお申し込みください。締め切り6月30日
  ⇒電話 0294-23-9165、メール jinzai@net1.jway.ne.jp



 テキストの目次


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「自費出版」という言葉がありますが、出版というと販売する目的で本を作る響き
(ニュアンス)があります。また「自家製本」というと、自分で印刷して本として綴じる
作業を行う雰囲気になります。そこで、販売するかどうかは問題ではなく、また製本
作業は専門の業者に委託し、自分の企画で本にすることを「自費製本」ということにします。

現在は、手軽に印刷して製本してくれる所がいくつもあり、しかもインターネット経由
で簡単に見積りをとったり、不明点を教えてもらうことができます。
また原稿作成はパソコンのワードなどを使えば簡単に行えます。

初めての製本・・・ところが、いくら簡単と言っても初めて製本をやろうという人は、
ちょっとした用語の意味が分からなかったりして、一歩を踏み出せないことも多いと
思います。印刷・製本を発注してしまうと訂正できませんから心配になります。期待
通りのものができるかどうか心配になります。なかなか製本の発注ができないものです。
私自身がそうでした。しかし1つ作ると手順が分かって2つめ、3つめはどんどんやれました。

パソコンで原稿作成・・・ワードで簡単にできると言っても、何十頁分の原稿を揃え
るのは、とくに最初は簡単ではありません。全体を見渡すのが大変です。また文章の
見直しもなかなか大変です。2,3頁の文書しか作ったことのない人にとっては大変な
ことで、途中であきらめることにもなりかねません。
私自身は以前、出版社から250頁くらいの単行本を出して苦労した経験があったので、
自費製本する際にも苦労はしましたが、それほど驚くことはありませんでした。

やり方の紹介・・・そこで例えば、目標をB5サイズで60頁の本を30冊製本することにして、
具体的な作成法を紹介します。
見積もりを取ってみると、約3万円で製本できることが分かります。
もちろん、頁数や冊数、またサイズは自由に変えることができるし、カラー頁を2,3頁
追加などはちょっとした費用増加でやれます。
また、印刷部数を倍に増やしても費用は倍にはなりません。
絵や写真を入れたりすると、文章はそれほど多くなくてもやれます。
文章作成にはコツがあります。長い文をいきなり書こうとすると挫折しますが、
簡単なやり方があります。それは、
自分の考えていることを短文でメモに書き出して、それをワードに入力し、
その後で読み直して修正したり追加していく方法です。

私は数冊の本を作りました
みなさんにも製本の楽しさを味わっていただきたいと思います。

これまでに私が出版した本や、自費出版、自費製本したもの、作成を指導したものなどは5冊です。
 

以下に実例を紹介します。

これは私が自分の名字(姓)について長年にわたって情報収集したものを自費出版した本です。
B5サイズで100頁くらいです。100冊と30冊(合計130冊)作りました。
ホームページ販売しています。⇒販売 
内容の作成や見直し、表紙などの決定、印刷会社での見積もりや発注など全部自分でやり、長時間かかりました。
  

これは私の兄が、事実を元にして1580年頃の先祖の活躍を書いた小説です。
A6サイズ(文庫本サイズ)で218頁です。
兄の書いた原稿を、私は校正したり、縦書き独特の対策をしたり、見積もりや印刷発注のやり方を教えました。
 

これは日立市の百年塾主催で開かれた2019年の市民カレッジの記念誌です。
A4サイズで84頁です。約30冊作成しました。
内容は20数名の参加者が分担作成しました。
私は掲載する全体の構成や表紙作成などをリードし、全体を1つのワードにまとめ、
不都合な点の見直し、また印刷会社との見積もりや発注などをやりました。


これは入社50周年記念誌です。18人が原稿を書きました。
B5サイズで124頁で、41冊作成しました。
私は、自分の10頁の原稿を書く一方で、全体の企画・会計・編集長をやりました。
  

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