調査報告の作り方 H13.4.27
PatentWebを使って調査したとき、特徴を生かした上手な整理法があります。
検索で200件くらい回答があったとき、その内容をチェックして30件くらいまで絞ったような場合のことです。
まず[Create Report-Bibliographic]の機能により抄録と代表図を連続で出力します。(なお、BASIC契約ではこの機能は使えませんが、追加料金を支払えば可能です。)
多くの場合、ここで紙に印刷しますね。そして抄録と図面を見て当たり外れの大体の見当をつけ、もし確認したいときは明細書を見て、最終的に30件くらいの当たり(ヒット)が決まります。ここまでは普通のやり方です。
PatentWebを使えばこの後の整理で便利なことができるのです。
再度、検索回答の200の番号題名リストの画面を出します。(時間がたっている場合は、再度検索をし直します。)そして、その回答200件のリスト中の当たり30件のチェックボックスにチェックマークをつけます。
その後、[Create Report-Bibliographic]の機能で、チェックした30件だけの抄録・代表図面の出力を作り、印刷して報告書にします。余分なものがないので、見やすく好評です。また、抄録・代表図面を何度出力しなおしても料金はかかりませんので、心配無用です。
30件にチェックする代わりに、昔は番号を入力することもありましたが、そんな面倒なことはもうやる必要がありません。IT時代にふさわしい仕事のやり方といえます。
この方法は400件の出力を見て当たりと判断した200件くらいの出力を再度入手したいというような場合、さらに効果があります。200件の番号入力など間違いもおきやすくなりますので、面倒というだけでなく、やってはいけない作業といえるかもしれません.
また、特殊なケースですが,例えば当たり30件の番号題名リストを作りたいときは、[Delete
Unchecked] にして [Execute the following]
を押します。これにより、チェックしていない170件は除かれて、30件だけのリストになります。これもときによって便利です。
そこで、必要なら[Create Report-Bibliographic]で30件の抄録・代表図面の出力を作れます。