■■■■■メールマガジン;六車技術士事務所■■■■■ 2014.8.20 ■概念検索の普及には7つの関門がある と言う記事を書いています。数年前にもこのメルマガで書いた のですが、具体例を付けくわたりして7,8頁のものになりそう です。 システムの製作者、販売者、利用者、調査の依頼者などがそれ ぞれ少しずつ概念検索の導入を阻止する関門になっているという 主旨にまとめています。 ■仏陀と弟子の会話 お盆は過ぎましたが・・・ある日、仏陀(ブッダ)に弟子が聞いた そうです。 「自分では意識しないで悪いことをしてしまう人と、悪いことと分 かってやる人がいる。どちらが、より悪いのだろうか?」 ブッダの答えは次のようなものだったそうです。 「自分で意識しないで悪いことをしてしまう人が、最も悪いのだよ」 つまり、悪いことをしていると自覚している人は手加減するし、一 定の所で止める。 しかし自分で悪いことをしていると自覚のない人は反省することが無 いので留まることが無くやり過ぎて周囲に大きな迷惑を掛けてしまう、 というのです。このような考え方は性善説といえるでしょう。 現代の生物学では、何年か前に韓国の大学教授によるES細胞研究 の不正、またほんの数年前には日本のどこかの大学でiPS細胞を治療に 使ったと発表をした研究者がいましたが、彼等は悪いことをしている と自覚があったのだと思います。疑われて証拠らしいものが出るとすぐ にギブアップしました。 悪いことをしていると自覚の無い人は幼いということであり、責め るのは可哀そうだと、日本人は考えるのではないでしょうか。 じゃ、どう考えれば良いのか。答えは、 「間違った悪いことかどうか分かる程度に勉強をし、基礎技術を学んで から実施する(実施させる)」ということが大切なのでしょうね。 ■昔々、その18・・・ 前← ⇒次 カメルーンの首都ヤウンデのホテルで、風呂に入ろうと浴槽を見ると表面に何か白い点々が付いています。水ではなく浴槽に付いているのです。手で擦るとサラッと消える感じで、お湯を掛けると消えました。消毒か何かの薬や毒だったらこまるので洗い流してお湯を入れました。 ところが、風呂を出てしばらくして浴槽を見ると水滴が消えてその跡と思える所に白い斑点が出ています。不思議に思っていると翌日もあります。全く同じ場所ではなく、水滴の残った場所にできるようです。 何だろうと、フロントに聞くと「カルシュームだ」とのこと。水分が蒸発して、水に溶けているカルシュームが残ったものらしいです。天然水に融けているのか消毒用か不明でしたが、こんな水を沸かして飲んでいては体に良いことはなさそうです。だから湯沸かしのヒータを貸してくれなかったのだとガッテン。 それ以来、風呂に入るとウイルスでも居るのじゃないかと気になり、ゆっくり湯船に浸かることはしなかったような記憶があります。どうも良い気がしませんでした。 ※木の下で食事しました。雨が降ったら・・・乾くまで待つのかな? さて部屋の椅子に座っていると、プーンと音がして蚊が近寄ってきます。ホテルで蚊が出るとは思ってもいませんでしたので驚きました。部屋を掃除するときやドアの開閉時にでも入っているのでしょうが、1,2匹ではなく10数匹いるようです。マラリヤの予防接種はしていますが、刺されるといろんな病気に感染の恐れがあるしそれに痒くなります。薬はいくつも持参していましたが、痒み止めは持参していません。 何匹か殺しましたがとても取りきれるものではなく、毛布を被ってエアコンをガンガン点けっ放しで寝ることにしました。しかしやがて暑くなり、息苦しくなり、それにエアコンの音がうるさくて眠れません。報告書に「アフリカに出張するときは蚊取り線香を持参すべきだ」と書いておきました。 薬は沢山持ってきていました。会社の手配で風邪薬、チューブ入りの抗生物質など7,8種類あったと思います。それに自分でエビオスという消化剤、職場の高齢の人から進められた正露丸、ヨードチンキ、ビタミン剤など、小さな薬局を開けそうな品揃えでした。風邪薬は白い顆粒状のものを透明ビニール袋に分封し、それが20、30個もありました。空港税関などで旅行カバンを開けられて白い粉が出てくると詳細な検査に回されると、何かの本で読んでいましたのでびくびくしていました。が、幸いなことにそこまで調べられることはありませんでした。 こじんまりとしていると思えたホテルですが、食事は庭先の20,30mも歩いた離れにあるレストランのようなところで食べます。場所がいくらでもあるので、このようなことになるのでしょうか。受け付けのような所には屋根がありますが、客のテーブルのところには屋根はなく、高い木の茂った葉の下になっていました。雨が降ったらどうするんだろうと思いましたが、拭けば良いじゃないかと返事されそうで聞きませんでした。 外に出ると蚊はいませんでした。防虫の何か工夫をしていたのかもしれません。だったら部屋の中も何か対策があるだろうに。 当時もマラリア以外にいろんな怖い病気を聞いていましたが、今だったら、エボラ出血熱などの騒ぎでとても行けなかったろうと思います。 ⇒次 ◆今回の記事は面白かった!と思った方はワンクリックしてください。 (クリックしても何も義務はないし、誰なのか分かりません) http://clap.mag2.com/kaethihaet?140820 ---------------------------------------------- ◆過去のメルマガ一覧 http://www.patentcity.jp/merumaga/index.htm 発行元 六車技術士事務所/六車正道 http://www.patentcity.jp/muguruma/index.htm メール http://www.patentcity.jp/mailtomug.htm ---------------------------------------------- |