■■■■■メールマガジン;六車技術士事務所■■■■■ ■漏れのない特許調査は? 例えば、昨年の日本公開特許を対象に、絶対に漏れのない特許調査をする 方法はあるのでしょうか? ひとつあります。この方法を使えば絶対に漏れはおきません。 その方法とは、昨年の公開特許の全件35万件を全て回答として差し上 げることです。大した量ではありません、抄録文だけなら180MBくら いですから、CD−Rの1/3くらいで済みます。 これでは確かに絶対に漏れは起きませんが、これではハナシになりません。 調査目的にあった特許だけをピックアップしないと回答になりません。 冗談になってしまい、申しわけありません m(_ _)m ■なぜ特許出願が大事なのか? これはまじめなハナシです。インターネットにもいろいろと書かれて います。たとえば下記URLのようなものあります。しかし、なにか私が考 えていることとずれているような気がします。 http://www.svjen.org/blog/archives/2004/12/20/150045.html そこで、もっと簡単に分かるものを作ろうと下記のようにまとめてみま した。 1.新しい価値の創造 (1)数多くアイデアを出すことで良いアイデアも生まれる ⇒売り上げ増加 (2)技術の可能性を徹底して研究する (3)売れる製品の研究が深められる (4)ニーズの先取り、潜在ニーズの顕在化が行なえる 2.ビジネスの自由度の確保 (1)ライバルの特許を(あまり)心配しないで活動できる (2)ライバルの活動を抑制できる (3)侵害申し入れができる可能性が高くなる (4)侵害申し入れされたときの対応がし易い ・交渉材料がある ・クロスライセンスなど対応が容易 3.特許取得能力が向上する (1)各技術者も会社全体も能力が向上する (2)発明ポイントの見極めが、早く、できるようになる (3)棄ててしまわれがちな発明が顕在化される (4)技術指向の会社に変わる 4.顧客、ユーザへの製品のPRに役立つ 5.技術開発への技術者の動機付けに役立つ 6.特許収入が期待できる ★普通は2.をトップに持っていくべきものかもしれません。 しかし、ライバルが何も言ってこなければ役にたたないことになっ てしまいます。1.は技術・製品の価値を高めることですので、 一番良いのではないでしょうか? 特許出願という目標を置くことで逆に良いアイデアが出てきて製 品も競争力のあるものになっていくような気がします。 6.のライセンス収入などは、よほどうまくやらないと成功しな いように思います。 もし、訂正案などありましたら、下記からご連絡いただければ幸い です。 http://www.patentcity.jp/muguruma/mailtomug.htm ---■過去の索引 http://www.patentcity.jp/merumaga/index.htm ------------------------------------------------------------- 発行元 六車技術士事務所 配信申し込みや配信中止 http://www.mag2.com/m/0000181771.html -------------------------------------------------------------- |