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市民教授運営要項/解説

            (⇒活動する市民教授       2021.4.14 市民教授/六車正道
 
 この解説は日立市の百年塾の市民教授運営要項を個人の見解をまじえて説明したものであり、要項そのものではありません。
運営要項は組織の基本方針、つまり組織の目的・構成員とその権利と義務・活動の具体的内容・活動の範囲や制限などを定めている大切なものであり、分かり易くあるべきです。
運営要項は市民教授がいつも見ることができ、また指導を受ける側の市民と共有することが、活動の活性化のために大切なことです。そのため解説として掲示したものです。なお、この解説で分かり難い点やご意見がありましたら、改善したいと考えておりますので、ぜひともご連絡いただきますようお願い致します。 (⇒ご意見のメール)

1.目的・・・日立市が目指す生涯学習・生涯スポーツ・豊かな地域社会作りの趣旨にそって、自分の持っている知識や技術をボランティアとして市民に教えたいと考える人が市民教授として登録し、その知識や技術を市民に教授することを目的とする、ものと思われる。

2.登録申請できる人・・・4項目が掲げてあるが要するに、市民に教える程度の知識や技術を持っている人は誰でも登録を申請できる、と思われる。

3.登録申請の手続き・・・「登録申込書」と「活動実績個人票」を持参、郵送またはメールで常時、受付ける、となっている。
 また提出はメールでも可能だが、その後事務局から連絡が来て、内容確認などの面談を受ける。
  参考 登録申請書の記入説明書登録分野分類表、活動実績個人票の記入サンプル
  提出先 〒317-0064 日立市神峰町1-6-11 日立教育プラザ内 百年塾サロン(地図
  メール送付先 iki100j@net1.jway.ne.jp
指導内容が複数ある場合、書いてないが、それぞれ登録申請を出す必要があると思われる。
登録後、内容が違ってきた場合の対応は、書いてないが、下記例示の程度でよいと思われる。
・「子供向け囲碁教室」で登録し、講座を「大人向け囲碁教室」にするのは手続き不要。
・「囲碁教室」で登録し、「囲碁・将棋教室」にする場合は、変更手続きをする。
・「囲碁教室」で登録した人が、「将棋教室」をする場合は、新たな市民教授の申請をする。


4.登録審査・・・百年塾推進本部で定めた手順で妥当性を審査する、となっている。上記の簡単な書類と面談で審査されるが、知識や技術の専門性を詳しく審査されるわけではない。

5.登録の更新・・・推進本部から継続するか問合せが来た場合、更新するかどうか連絡する。

6.登録事項の変更・・・登録者は住所など登録事項が変った場合は事務局へ連絡する。

7.登録の取消し・・・6項目が掲げられているが要するに、@百年塾の趣旨に反する行為をした者、A指導内容が不適切な者、B受講者や施設管理者から苦情があった者などは、推進本部の企画会議の決定で取消されることがある、と考えるのがよいと思われる。事務局から連絡がある際には誠実に対応することが必要と思われる。なお、悪意はなくてもSNSでの情報発信によるプライバシー侵害や個人情報の開示など慣れない事態には十分な注意が必要と思われる。

8.活動範囲・・・誰でも指導を依頼できる。ただし、営利、政治、宗教の目的では依頼できないし、市民教授としては活動できない、となっている。
注意;市民教授という名前なので専門的な知識を持っていると自他共に考えるかもしれないが、「誰でも」登録できる程度のものであり、大学教授などとは全く比較にならない別ものであることを認識しておく必要がある。
また例示がないので分かり難いが、市民教授として活動している際に物品を販売してはいけない、また市民教授であることを積極的に名乗った営業行為は百年塾の趣旨に反する行為になる、と思われる。
なお、名刺に市民教授と書くことは要項で禁止されていない。また、営業行為の途中で市民教授であることに僅かに言及する程度は問題ないと思われる。「僅か」の程度は市民から苦情が来ない程度であろう。
市民教授としての講座を終えた後、一部の受講者に類似内容の教室を開催する場合は、市民教授としての活動ではない、と見て良いと思われる。また、市民教授に登録している人が、登録している内容と同じものを、百年塾と関係なく、営利、政治、宗教の活動を行えることは当然のことであろう。

9.依頼の方法・・・百年塾主催の講座は百年塾に申し込み、それと別に指導を希望する者は市民教授へ直接申し込んで、条件を打ち合わせる。

10.指導に要する経費・・・謝礼・資料代・材料費・交通費などの経費は依頼者が負担する、となっている。
 なお、ボランティアだから謝礼は不要という考えもあるだろうが、謝礼一切なしでスムーズに進むだろうか。営業利益的な料金を聴取してはいけないが、時間を掛けた知的かつ労働的な準備活動への応分の謝礼はなされるべきであろう。

11.情報の公開・・・登録した人は、指導の分野・内容と共に氏名、生年、住所や電話番号及び電子メールなどの連絡手段を百年塾のホームページやその他の手段で公開される、と書いてある。
ただし、要望を出せば一部の個人情報は非開示も可能なようである。

12.団体(グループ)市民教授の登録ができる。

3.市民教授に登録すると「市民教授の会」の会員になる。

14.「市民教授の会」では代表、副代表などを選出する。

15.その他



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