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  土壌酸度計 A   ⇒目次 ⇒六車農園

2012.10/16(火)、晴れ

 土壌酸性度のデータを補充しました。
区分 適当なPH 適する野菜の種類
中酸性の土によく育つもの 5.0〜6.5 ジャガイモ、スイカ、サツマイモ
5.0〜6.2 ビタミン菜
弱酸性の土によく育つもの 5.5〜6.5 ダイコン、ラディッシュ、ヤマノイモ、トウモロコシ、カボチャ、ナス、シロウリ、トマト、キュウリ
やや酸性の土でも育つもの 5.5〜7.0 コマツナ、タイサイ、山東ハクサイ、ハクサイ、フダンソウ、シュンギク
やや酸性の土に弱いもの 6.0〜7.5 エンドウ、ネギ、アスパラガス、セロリ、カリフラワー、芽キャベツ
酸性の土に弱いもの 6.5〜8.0 ホウレンソウ、レタス




2011.11/10(火)
 土壌の酸性度を計る道具を買いました。(アマゾンの土壌酸度計 A)先のとがった部分がセンサーになっており、湿った土に差し込んで計ります。メータが動きますが、電池は不要です。センサー部分が亜鉛になっており、電池の働きをするためです。

 昔から買いたい物の1つでした。昔はだいぶ高かったような記憶があります。製造元のシンワ測定株式会社では6,615円となっていますが、アマゾンで送料込で4,000円前後で買えました。

 早く計りたいのですが、忙しくてまだ計れません。
 


2011.11/12(土)、晴れ
 土壌酸度計で計ってみました。(一部は11/13(日)に追加)
土に水を十分かけてしばらく置き、なじんだところで電極部分を突き刺します。ほぼ瞬時に大よその酸度(pH値、ペーハー値)が表示されますが約1分くらいかけて少しずつ変化して安定しますのでしばらく待ちます。
酸度7が中性で、それ以下が酸性、以上がアルカリです。
 この酸度計の説明書に肥料が過多の場合は正確に計れないと書いてあるのですが、どの程度のことを過多というのか、意味がよく分かりません。また、使い終わってからは水で洗うのが良いのか書いてありません。


好ましい酸度 今日の測定値 結論
ブルーベリー
 ハイブッシュ系
4.0〜5.2
or、4.3〜4.8
4.9
(なに系か?)
ブルーベリー
 ラビットアイ系
4.2〜5.5
or、4.5〜5.3
カブ 5.5〜7.0 4.8 もっとアルカリに
キャベツ 6.0〜7.5 4.8 もっとアルカリに
ホウレンソウ 6.0〜7.5 6.1
家の菜園;ホウレンソウ 6.0〜7.5 6.4
  〃 ;チンゲンサイ 5.5〜6.5 5.1 もっとアルカリに

 ブルーベリーの最適値は書いてある記事によって微妙に違います。とはいえ、私の畑の測定値4.9はいずれでも入っています。

 今年の秋はほうれん草畑だけが消石灰を撒いたので、裏の畑が6.1、家の菜園が6.4でいずれも合格でした。

 他の所は苦土石灰を撒いたのでそれで良かろうと思っていましたが4.8くらいとかなり強い酸性土壌であることが分かりました。昨年は石灰を撒いたと思うのですが、元が赤土系統の酸性の強い所ですからもっと消石灰が必要なようです。家のチンゲンサイは昨年に比べて成長が悪く小ぶりなので種が違うのだろうかと思っていましたが、酸性土壌が原因の可能性があります。
 
 主な植物の適度な酸性度を紹介しているホームページを調べてみました。なお、0.5くらいは違うものが出ているところもありました。
(適宜、追加変更します)

主な植物が好む酸性度
 

酸度

酸性

中性

pH4 pH5 pH6 pH7
トマト 5.5〜7.5              
キュウリ 5.5〜7.0              
ナス 5.5〜6.0              
カボチャ 5.5〜7.5              
スイカ 5.5〜7.0              
レタス 6.0〜7.0              
タマネギ、長ネギ 6.0〜7.0              
ホウレンソウ 6.0〜7.5              
アスパラガス 6.0〜8.0              
キャベツ 6.0〜7.5              
チンゲンサイ 5.5〜6.5
トウモロコシ 5.5〜7.5              
エンドウ 6.0〜7.5              
ジャガイモ 5.0〜5.5(6.5)
           
サツマイモ 5.0〜6.0              
カブ 5.5〜7.0              
ニンジン 5.5〜7.0              
ビート 6.5〜8.0              
ブルーベリーhb 4.0〜5.2
ブルーベリーri 4.2〜5.5

 多くのものは6.1くらいだとうまくできることが分かります。だから適量に消石灰を撒くことが必要なのだと分かりました。
 トマト、ナスが今一つ出来が悪かったのは酸性土壌のせいであることも影響していると思われます。ナスは5.5〜6.0と幅が狭くて難しそうです。

 サツマイモ、ジャガイモはこんなに酸性が好きとは知りませんでした。荒れ地でも育つということは酸性土壌でも育つということでもあるようです。昨年のサツマイモやジャガイモが良くできたのはこれと関係するかもしれません。

 昨年あたり、どこかのホームページで「自分の畑の酸性度が分からずに石灰を撒く分量を聞くな」というような記事を読んだことがありました。ずいぶん荒っぽい説明だと驚きましたが、なるほど自分で酸性度を計ってみるとその気分も分かります。確かに、自分で酸度計を持ってしまうと、酸性度が分からない畑に石灰を撒く量は決められない気分になります。


2011.11/14(月)
 近所のOさんが、ホウレンソウは難しい、葉を虫に食われて育たないとのこと。私の記憶ではホウレンソウはあまり虫は来ないはず。その人も、そうなのにね〜と言っていましたが。酸性土壌になっているのではと思いましたが、石灰はやっているとのこと。(半分無理に押しかけて)うかがって酸度計で計ってみました。

 土に水を撒いて計ってみると6.2の弱酸性で、ホウレンソウの6.0〜7.5に入っています。不思議だなと思って、低くなっている部分の土とかき混ぜて再度計ってみると、なんと5.2でした。その後2,3度計りましたがホウレンソウの近くはどこも同じくらいでした。

 石灰をやっているつもりでも少ないのか、それとも肥料のやり具合で酸度計の測定がおかしいなど別の理由かも知れません。まだ昨日から計り始めたばかりなので、信頼性が良く分かりません。
 菜園は黒土の良いものです。肥料はそれほどやっていないとのことですので、やはり石灰が不足なのでしょうか。難しいものです。


2011.11/17(木)、晴れ
 「土壌酸度計 A」について、販売元と何度もメールを交換しました。販売元は製造元に問い合わせてくれて良く分かりましたが、最初の説明が不足のように思いました。装置自体は測定簡単、操作簡単でGoodですが、説明が簡単すぎます。

1.電極部分を土に入れろと書いてあるのですが、電極部分がどこなのか良く分かりません。・・・電極部分とは先のとがった部分とその上の白い部分の両方のことで、この両方をしっかりと土に入れる必要があります。

2.「防水機能はついておりませんので水洗いはできません、タオルなどで拭き取ってください。」というような意味のことを書いてあります。
 これはメーターの部分のことを言っているのだろう、電極部分は泥で汚れるのだから当然水洗いできると思っていました。・・・ところが下の電極部分も水をかけてはダメなのだそうです。私は水の中に入れて何回か洗いました。
 これは3度ばかりメールで聞いてようやく電極部分を水で洗っては故障に原因になるということが分ったもの。多くの人は間違って電極部分を洗っているのではないだろうか。

3.肥料が過多の場合は正確に計れないと書いてあるのですが、どの程度が過多なのか分りません。・・・聞いてみると、培養土等のあらかじめ肥料が含まれている土の場合はダメと分りました。なぜダメなのか未だに良く分かりませんが。

 特に2番目は大事なことだし、1も3も大事なことだからもっと分かり易く書いてほしいものです。


  

 

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