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堆肥の中の放射線量の測定 ⇒目次 ⇒六車農園 2011.9/12(月)、快晴 堆肥場でまた放射線量を計ってみました。7/30(土)にも行ないましたが、このときは60cmくらい積み上がったから穴を20cmくらい掘って入れて計ったものでした。 いま堆肥場は、上の新しい部分30cmくらいをどけ30cmくらいの高さの腐った部分が出ています。 ここで20cmくらい掘り下げ、その中にビニール袋に入れた放射線量計を入れて計ってみました。 設定 ;30秒モード(30秒間の放射線量を1時間に換算したもの) やり方;放射線量計を見ているときは外気の放射線を受けているので、堆肥からだけの放射線にするために1分ごとに測定値を見た。4回計ってその平均値を出した。7/30(土)は6回行なったが、他は同じやり方。 結果;(0.60+0.75+0.78+0.65)/4≒0.70μS/h 7/30(土)の測定結果は0.34μS/hです。今日の結果は約2倍多くなっています。その理由について2,3考えました。 (1)深い所は3月15日に近い頃に積み上げた雑草なので放射線量が多い。 (2)雑草が腐って隙間がなくなり水分が絞られ、モノが高密度に詰まっているので放射性物質の割合も高い。 多分その両方があるだろう、どちらの可能性が大きいのか分かりません。 この値は年間になおすと6.1mSで結構多い値です。もし遠方の核実験の影響だとしたら大変に心配していたことでしょう。 しかし、近くの事件であるため一生懸命に情報を集めて勉強していると、それほどの問題はないことが分かります。 1つの見方・・・凝縮したから高濃度になっているのであって、これを畑にばらまけば1/20くらいになりますのでほとんど影響がない。 0.70μS/h*(1/20)=0.035μS/hとなります。 これは、この付近の通常の空間の放射線量0.12μS/hよりもはるかに少なく、合計しても0.16μS/hくらいです。ただし、これは放射線量としての計算であり、別の検討も必要なようです。 つまり、空間を飛んでいる放射線ではなく、放射性物質(放射能)がそこにあるという問題のことです。堆肥中に放射性物質がたくさんあるから放射線量が高くなっているのですが、その放射性物質の強さや量は測定していないのです。そのあたりのことは実は私はよく分かっていないのですが、その強さの単位がべクレルのようです。これを測定するのは金と時間がかかりそうなのでやっていません。 2つ目の見方・・・堆肥というのは、自然界にある窒素、リン酸、カリウムを凝縮するためのものです。例えば60Kgの人間には、放射性カリウムが3600ベクレル、放射性炭素が2500ベクレル、合計で7000ベクレル程度含まれているそうです。人間と草では細かい部分ではいろいろ違うでしょうが、大まかにみると似たようなものでしょうから、私の堆肥場にもこの程度の自然な放射性物質があることになります。しかしこれがどの程度のシーベルトになるのか、インターネットで調べているのですが、まだよく分かりません。 この放射性物質からの放射線量がどうなるのか分かりませんが、少しは多くなるものと思います。とすれば、通常の空間の放射線量0.12μS/hに対して、堆肥の中に埋めたら0.7μS/hくらいになるのは当然かもしれません。 詳しい計算はできませんが、あまり心配する必要がないことは分かったとみて良さそうです。 接続回数(2009.9〜) |
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