MGグラフ・ダイエット (MgGgraphDiet0809)
努力不要、ガマン不要、リバウンドなしのグラフ・ダイエット
あなたもたぶん成功する夢のダイエット法
発行所 MGグラフ・ダイエット事務局
第1版 2008年10月30日
メール連絡先 http://www.patentcity.jp/graphdiet/mailmgdiet.htm
この資料は、グラフ・ダイエットの上手なやり方を私の経験をもとにしてご紹介するものです。皆様が「MGグラフ・ダイエット」のやり方をご理解いただき実施され、標準体重に近い体重を獲得されることは私の喜びでもあります。
私は、2005年1月の74Kgから約1年で7Kg減らして67Kgになり、その後14ヶ月中止しましたが、その間もほとんどリバウンドなしでした。その後再開し、3年かけて(中止期間を除けば約2年で)9Kg減って65Kgになりました。腹回りは91cmから81cmになりました。
もっとも素晴らしいことは、その間、ガマンして食事を減らすなどは何もしなかった、ということです。このテキストはその経過を紹介し、読者の方がグラフ・ダイエットのやり方で無理なく、ガマンなしで、ダイエットに成功するためのノウハウをお伝えするものです。
この資料をお読みいただく方々はダイエットに非常に関心を持っておられ、これまでにもトライしたけれど途中で止めてしまった方とか、またリバウンドで苦労された方もいらっしゃると思います。「MGグラフ・ダイエット」によりリバウンドなしのダイエットに成功していただきたいと思います。
※「MGグラフ・ダイエット」は全ての人に筆者と同じ効果を保証するものではありません。 ※筆者は医学的事項に関しては素人ですので、その前提で読んでください。 ※実行される場合、個人の責任で実施してください。例えば拒食症になったとか、何かの病気になったなどのいかなる被害、損害に関しても、筆者と発売元は責任をもちません。 ※「MGグラフ・ダイエット」のテキストやグラフ図面は発行元が著作権をもっております。個人でご利用の場合は無料です。 ※会社など大勢の人でご利用の際はご相談ください。
2.私のグラフ・ダイエットの記録とノウハウの紹介
私は2005年1月は74Kgあったのですが、グラフ・ダイエットが成功して2008年4月には65Kgになりました。下の写真は胴回り81cmのパンツ(ズボン)をはいた、2008年4月頃の私の写真です。これでもややユルイので、実際の胴回りは80cmくらいだと思います。
下の写真は、むかし買った胴回り91cmのズボン(パンツ)をはいているところです。ユルユルになっています。
下の写真は、2004年まではこのような体型だったのかと思い出しながら、腹を膨らませて撮った写真です。(一部修正しています。)
実際は、たぶんこれよりももっとお腹が出ていたのではないかと思います。お腹がぽっこり出ていたような記憶があります。すでにダイエットが完成した体では元の太った体型を表現しようとしても限界があるようです。とはいえ、昔を想像できるものではあります。
このダイエットは後で詳しく説明しますが、ガマンなし、努力なし、リバウンドなしで成功したものです。以下、その失敗談、成功談をご紹介しつつ、皆さんもやれる方法「MGグラフ・ダイエット」をご紹介いたします。
私のこれまでの体重の変化をご紹介します。私の記憶と人間ドックの記録として残っていたものなどを使っております。2005年以降の赤丸の部分が後で詳しく紹介するグラフ・ダイエットをした部分です。
1987年頃から急に太りまして70Kg近くになったとき、人間ドックの面接で、
「これ以上太らないようにしてください」
「尿酸値が高いので水を大目に飲んでください」
と言われました。
そこで、我慢して野菜中心の食事にして少し減ったのですが、食事制限はガマンの連続で大変でした。その割には大きく減らすことはできませんでした。その後、数年は何とか控えめにできたのですが、1993年ころからじわじわと増加を始めました。
また、この頃から仕事上の酒席も多くなったようです。仕事は営業などと違って、知的財産に関する情報の利用に関するものでコンピュータを利用する地味な仕事でしたが、それでも結構付き合いがあり酒も飲んでいました。
そして2003年に74Kgになり、2005年までそのあたりを前後していました。その間も人間ドックで毎年、運動をせよ、体重を減らせと言われていました。そしてついに、2005年1/18(1月18日のこと。以下、日付をこのように書きます)の人間ドックで、
「尿酸値と血糖値が限界です。糖尿病の疑いがあります。痛風になる恐れもあります。肝臓、腎臓も悪影響がでています。再検査が必要です。」
「これ以上になったら指導のための入院や薬を飲むことが必要になると思ってください。」
「標準体重は62Kgですが、少なくとも65,6Kgまでは体重を減らしてください。」
と言われてしまいました。
それを聞いて愕然としたのを覚えています。糖尿病で足が壊死を起こして切ってしまった歌手、村田英雄の話とか、テレビでやっていた目が見えなくなった人の話を思い出しました。そこまで行かなくても、糖尿病だということで痩せてしまって元気のない知人もいました。また、尿酸過多のために痛風の発作になった人からは、足の指などの関節の血管に尿酸の結晶ができてそれがチクチクと血管を刺すので大変痛いものと聞いていました。腎臓を痛めて片方を摘出した人や、腎臓が悪くて透析に通っている人などのことを医療ニュースで目にしたこともありました。さらに、実は、同年齢の知人がしばらく前から腎臓を悪くして週に何度か人工透析をしており、時間がかかり、大変だと聞いてもいました。なお、この人工透析をしていた同年齢の知人は私と同じく太り気味でしたし、酒も飲んでいたようです。
※その後、この知人は今年初めに亡くなってしまいました。また、私より少し年上で、以前、糖尿病でその後回復していた知人も昨年亡くなりました。
これらのこともメタボリック症候群の皆様にダイエットに成功していただきたい、そのために私の成功例を広く知っていただくために、そのやり方、ノウハウを紹介しようと思い立った理由のひとつです。
怖い肥満について
メタボリック症候群とは、本当は内臓脂肪が一定以上多いことをいうのですが、簡単のためにヘソの付近の胴回りを対象にして、次の値を上回る場合、メタボリック症候群の可能性があるといっています。
男性;85cm以上
女性;90cm以上
この状態で、血圧、中性脂肪、空腹時血糖値のうち2つ以上が一定値以上の場合、内臓脂肪の悪い影響が出ていると判断され、メタボリック症候群と判断されます。ただし、詳細な定義は未だ議論があるそうです。
実は私は、
「メタボリック症候群というものは、それ自体はたいしたことではないが、それがいろんな病気を引き起こすから怖いのだ」
と思っていました。ところが、それは間違いであることを知りました。
メタボリック症候群はそれ自体が病気だそうです。この病気は「伝染病であり、流行する」と表現されています。肥満は伝染するということです。細菌による伝染ではありませんが、社会的つながりにより伝染すると言われています。
もちろん、1つの病気は他の病気の原因になります。メタボリック症候群も他のいろんな病気を引き起こします。私が知っているだけで以下の病気の原因になります。
・動脈硬化
・高脂血症
・高血圧
・糖尿病 ⇒足などの壊死、白内障や視力障害
・痛風
・肝臓の病気
・腎臓の病気
・いろんな炎症
・アルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)
※アルツハイマー病の防止には、有酸素運動、会話の相手、肥満防止が役立つそうです。
・ひざの病気 ⇒歩き難い ⇒骨粗しょう症
・大きなイビキ ⇒睡眠障害、無呼吸睡眠症候群
その他、心臓や脳の病気もあるようですが、あまり怖いのでこの程度で止めておきます。
さて私は、2004年4月から単身赴任でした。食事が生活の基本だと考えてきちんと食べていましたが、それが体重減らすためには逆効果だったようです。それに大変な運動不足でした。
その頃ちょうどあるテレビ番組で「鉛筆とグラフ用紙でダイエット」できることを紹介していました。毎日、体重をはかりグラフに描いているとだんだん体重が下がる、と言っていたように記憶しています。体重は日々上がったり下がったりしているが、それをグラフにすることで体重が下がったときアタマの深いところの無意識が喜ぶ、そして嬉しくなる、その結果、さらに体重が減る方向、つまり食事を減らす方向に自然に行動するようになる、食事を減らそうとする努力は不要、という説明だったと思います。そして、計っただけではダメで、グラフに描くことが大切、と言っていたように思います。
ところが、知人に聞いても誰も知らないし、そのようなことをマスコミなどで頻繁に聞くこともなかったと記憶しています。
しかし、私はこれまでも無意識のことに関しては興味をもっておりました。それによると、無意識は言葉よりもイメージに反応するそうです。つまり、無意識は言葉とか論理には反応が鈍く、グラフ、画像、映像、感覚などは無意識とのコミュニケーションに適しているそうです。
ですので、体重をグラフで描くと上下するが、下がった部分を見て喜んでさらに下がるということは納得できました。そこで、早速やってみたものです。途中で、いろいろ問題もありましたが、そのお陰でいくつかのコツ(ノウハウ)が分かりました。結局大きな効果があり、リバウンドなしの状況です。
体重が上がった部分になぜ反応せず、下がった部分だけに反応するのはなぜでしょうか。それは、下げようと期待しているので、下がったので嬉しくなるということだと思います。
無意識について
人間の広い意味の意識は、通常の意識と無意識(または潜在意識)で成り立っているといわれます。意識は人間が感じられるものであり、論理的な思考や言語を支配しており、短期的に強い働きが期待できます。これに対し、無意識(潜在意識)は通常は存在を感じないもので、イメージ的であり、ぼやーっとしているが、感情などの人間の心の原始的な部分を左右しているものだそうです。このため、短期的な強い働きというより、長い時間をかけてじわじわと働くといえそうです。また、意識に比べて無意識・潜在意識の容量ははるかに大きいともいわれています。
人間を取り巻く外界の情報は、意識による処理だけでなく、無意識でも蓄積され処理されます。このとき、無意識は言葉による論理的なものではなくイメージ的な情報に強く影響を受けるそうです。
そして、人間の行動は、意識の働きによるものと、無意識の働きによるものが一緒になって決まります。あるときは意識の結果が強く働き、別の時は無意識の結果が強く働くわけです。
無意識の働きに強く影響を受けているときは、人間は「自分では意識していないのに自然にそうなった」と感じることになります。
グラフ・ダイエットは、体重変化をグラフにしてそれを見る、つまり意識します。そして、そのグラフのイメージが無意識に移動することでダイエットしたいという願望と一緒になって「体重が減って嬉しいな」というような感情になり、さらに食事を少なめにする方向に自然に行動することになります。
一時的に食事をガマンするというのは意識による強い行動であるのに対し、無意識の働きにより何となく食事を少な目にするということで、長期にわたってじわじわと効果が出てくるわけです。
次のグラフは2005年1/18〜2008年7月までの、私がグラフ・ダイエットを行なった全期間の毎月の最低体重です。スタートして1ヶ月あまりで2005年の2月の最低は70.5Kgまで落ちました。ガマンを重ねた普通のダイエットですと、このように急に体重が減ると、リバウンドして元よりももっと増えることが多いものです。
ところが、その後も緩やかに減少していきます。2005年7、8、9月は少し停滞していますが、その後も少しずつ減っています。そして2006年2月に66Kg台まで急に落ち込んでいますが、そこでグラフ・ダイエットを一度止めました。それから14ヶ月たった2007年5月から再開し6月にはだいぶ減りましたがそれ以降2008年2月までしばらく停滞が続きました。しかしその後、大きく減っています。
グラフ・ダイエットには停滞期があると言われていますが、このような長い期間にわたり変化がないのは停滞期というより、上手なやり方が分からず、今から思えば間違った方法に原因があったようです。
2008年3月には強力な動機付けもあって4月中旬に65Kgになりまた。(4月中旬からフィットネスクラブに通いはじめ、5月以降は63.8〜64Kgになっています。)
2.1 74Kgから70Kgへ
この状況を毎月のデータでご紹介致しますので、グラフ・ダイエットの上手なやり方を理解していただきたいと思います。
私はグラフ・ダイエット開始のわずか2ヶ月でみごとに下のグラフのように体重が大きく減少しました。黒いグラフは検診を受けた1/18(1月18日)をスタートとして右端が2/17になっています。その下の茶色は2/18から3/17までです。なお、ときどきグラフに●が欠落している場所がありますが、それは体重測定を忘れたものです。
1/23に単身赴任先に体重計を買ったのでそれまでに1Kg減ったのはガマンして食事を控えた結果でしょう。そして、グラフを付け始め、その後増えたり減ったりしながらだんだん減っていきます。右端の2/17にはちょうど71Kgまで減りました。
茶色のグラフは2/18〜3/17までです。このグラフの左端2/18には71.8Kgと少し増えましたが、その後増減を繰り返し、3/9に69.6Kgになりました。その後少し戻して3/17には70.2Kgになっています。2ヶ月間で約4Kg減らしたことになります。
もし、ガマンを重ねてこのような急なダイエットをすると、その後、リバウンドして元よりももっと増えることが心配ですが、あとで説明するようにそのようなことはありませんでした。
このグラフを見ることで、体重が下がると嬉しくなり、上がると「上がっちゃったな(困ったな)」と思っていました。また、体重は2,3日で1Kg以上も動くものだと初めて知りました。
2/28には、献血か精密検査かの検査で、早くも血糖値と尿酸値が安全圏に下がりました。
これで一応喜んでいたのですが、医者から目標は64,5Kgと言われていたように、実はもっと減らす必要があったのです。
ところで、上のグラフの緑で示した期間を見ていただきたいのですが、この間の体重は全く減っておらず、その途中ではむしろ増えている時期もあります。これは停滞期といわれるものです。この間にあきらめてグラフを描くのを止めてしまうとそれで終わりです。しかし、停滞期が終わるとまた下がる時期がやってきます。期待して毎日付けましょう。「MGグラフ・ダイエット」により、グラフ・ダイエットを継続できるコツを知ってもらうことができます。
2ヶ月間で4Kgの減少も素晴らしいことですが、それよりも素晴らしいことは、その間ガマンしているという気分がなかったことです。逆に体重の減るのが楽しみで嬉しかったのです。これが、グラフ・ダイエットの良いところです。つまり、痩せようと頑張らなくていいこと、食事をガマンすることが不要なこと、辛い思いをして歩いたり走ったりしなくて良いことです。
簡単にいうと「楽しく痩せるグラフ・ダイエット」です!!
また、体重を減らさないと糖尿病、痛風、肝臓、腎臓、再検査、ひょっとしたら入院などと面倒なことになりそうで、なんとしても体重を減らしたいという強い願望が役立ったようです。グラフ・ダイエットは、痩せようという強い目的意識は必須だが、意識的にガマンすることは不要といえるようです。
この間、私の努力はほとんど何もありません。少しあるとすれば、このグラフ用紙を作成し、体重を風呂上りに毎晩計って、グラフ用紙に記録したことです。
といいながら、実は、1つ頑張ったことがあります。それは、私は元来ナマケ者なので、途中でグラフを付けるのを止めてしまうのではないかと心配したのです。そこで、毎晩、壁のグラフに記録すると共に、それをパソコンのワープロソフトでグラフに描き、毎晩それをインターネットのホームページに出したのです。単身赴任ですから時間もありましたので、だいたい毎日やっていました。そして、グラフ・ダイエットをやっていることと、そのグラフを出しているホームページのアドレス(URL)を会社で同期入社の約20人に電子メールで教えたのです。これで、私は途中で止め難くなりました。このようにして、止められない環境を作ったことも、急激に減らすことに役立ったかもしれません。
しかし、ホームページに出そうと思い立ったのが、実は、体重が減ってこれは面白いと考え、途中で止めたくないな、という気持ちがあったからと思えます。体重の減少が、ホームページに出したことの原点です。一般の方の場合、ホームページにまで出す必要はないと思います。
しかし、気が向けばダイエットに役立つことは一緒にやってください。ガマンして食事を減らすなどは不要ですが、食事を軽く済まそうと思ったらそうして、また、ダイエットに良い食物繊維の多い食材を使いたいと思ったら使うなどは、無理の無い範囲でやった方が良いと思います。これはグラフ・ダイエットにより、そのような事柄に目が向いた結果と考えることにしましょう。学者ならばグラフ・ダイエットだけでどの程度効果があるのか調べる必要があるでしょう。しかし我々は、理由はどうであれとにかくダイエットできればいいのですから。
ところで私の出費は、単身赴任先のアパートでアナログ式の安い体重計(3,000円くらいだったか)を買っただけでした。ちょっと安すぎたせいか、乗るたびに体重が少しずつ違うので数回計ることもありました。どうせ買うならもう少し高いのがよさそうです。なお、私の実家にはデジタル体重計がありましたが、実はこれも少し安めのもので200gごとしか表示されません。100gごとに表示できるのが良いと思います。
体重は常に変化しています。水やコーヒーを一杯飲むと150gくらい増えます。食事すると500g〜800gくらい増えるのではないでしょうか。食後のデザートに果物などを食べると1Kg以上増えるかもしれません。トイレに行くと、200g〜800gくらいは減少するようです。
ですので、毎日同じ条件で測定することが大切です。時刻は少々違っても構わないと思いますが、食事やお風呂、トイレなどは同じ条件が大切だと思います。私は夕食後、風呂上りに計っています。これが、一番都合がいいように思います。
ある知人は「毎朝パンツを脱いで計っている、このときが一番軽いのだ」と話してくれたことがありました。でも、着ているものをわざわざ脱いで計るのは面倒です。冬などは寒い朝に無理をしたくありません。他人と比較するわけではないので一番軽いときに計る必要はないと思います。また、軽くしようとして、朝、水を飲まないと思わぬトラブルの元になりかねません。
この人は、体重を計って手帳に記録していますがグラフを描いていません。また、ダイエットのために、人から勧められたらしく毎日食べた食事の内容を記録しているそうです。しかし、
「あまり痩せないね」
と言っています。食事内容を記録することで食べ過ぎ防止になるからでしょうが、効果が無ければ意味がありません。やはり無意識を動員するグラフ・ダイエットが一番良いように思います。それに、食事を思い出して書き出すなど、ズボラな私にはとてもやれそうに思えません。
日常生活の流れの中で、無理しないで自然に体重を計れることが大切です。そうすると長続きします。また、グラフは壁に張っておき、その近くに記入用のボールペンや鉛筆を置いておくのがいいです。最初、私はボールペンを糸でくくってグラフ用紙を留めた画鋲にぶら下げていたのですが、これでは記入がし難いので止めました。現在は、洗面台脇のヘア用品を入れておく場所に置いています。
記録するたびにボールペンを探し回っていたのではつい面倒になり止めてしまうことにつながります。測定や記入に無理すると三日坊主に終わりかねません。ゆったりしている風呂上りに測定し、下がったぞと喜んで記入するのは、生活リズムを乱しませんので長続きします。
風呂上りには、血液をサラサラ状態にするために水を飲むのが良いということをご存知の方も多いでしょう。私は、体重測定後に水を飲んでいますが、毎日同じようにするのなら水を飲んだ後に計るのでも良いと思います。
なお、夕食後に体重を計るというのは、今から体重を計るということがアタマにあると夕食の量を少し控えることも期待できるかも知れません。・・・このところは大切です。つまり「食事を少し減らそうか」と思ったら素直に減らすことが大切です。グラフ・ダイエットやっているのだから、いくら食べても大丈夫だと逆にたくさん食べるのでは効果がでません。とはいえ、体重を減らしたいと強く希望し、グラフを付けていると、やがて「いくら食べても大丈夫だ」などと思わなくなるようです。
なお、体重測定とグラフへの記録は毎日やった方がいいのですが、たまに忘れても問題はありません。数日旅行するような場合はその後また再開すれば良いです。旅行などでは少し体重が増えることもありますが、その後普通の生活にもどれば徐々に減少します。
次の図は、実際にホームページに出していたものです。紙では4色のボールペン(100円で買えました)を持っていましたので1/18〜5/17の4カ月分を1枚に描いていました。グラフとして見れば少しゴチャゴチャしています。(ホームページでは、黒を2回使っていますがこれは特別の意味はありません。)
なお、ボールペンで書く時は、先を少し下げて書かないとインクが出難くなります。壁のグラフに書く時は注意が必要です。
しかし、このように1枚に数か月分を描くメリットは、先月の状況と比較できる点です。これまでの数日間だけでなく、先月の状況と比較できますので、効果がでてきたとか、宴会続きで太ってしまった、などと考えるのがダイエットに役立つようです。自分のためであって人に見せるのが目的でないのですから、数ヶ月間まとめて描くのが良いと思います。特に、体重が大きく減っているときは、線があまり重ならず見難くなりません。
先ほども書きましたが水を飲むことは大切です。水を飲まないと血液がドロドロになりいろんな障害の原因になるそうです。暑い日などは熱中症の恐れもあります。水を飲むと水太りになるといって飲まない人がいるそうですが、水だけで太れば食料不足で悩む国々では有り難いハナシです。
私の場合は尿酸値が高かったので、医者から通常の食事などから摂取している水分以外に毎日2リッターの水を飲めと言われていました。このためガブガブ水を飲んでいました。といっても、毎日2リッターは難しかったように思います。
グラフ・ダイエットでは意識して食事制限をするようなことは不要で、普通の生活で十分です。いろんなダイエットのやり方を見てみると、炭水化物や脂肪を控えるとかいろいろ書いてありますが、グラフ・ダイエットでは自然に全体的に食事の量が減るものであり、特に頑張って何かを減らすということは不要です。
しかし「グラフ・ダイエットしているから何を食べても太らない」と考えて、無茶な食べ方をするようなことはいけません。とはいうものの、毎日グラフを付けていると無茶な食べ方をするような考えを徐々にしなくなります。
また、米やパンなどの炭水化物は体内で糖に変わり、脳で大量に消費されるなど人間にとって非常に大切なものだそうです。ですので、これらの摂取が一定以下になると、脳がもっと食べろと指示をするそうで、そのため、間食したりしてダイエットには逆効果だそうです。食事は体に良いと言われているものを偏らずに食べることが大切です。
宴会が多い人はグラフ・ダイエットでも苦労します。私も最初のうちは、宴会があるとつい食べ過ぎて、数日かけて徐々に元にもどることが多かったように思います。しかし、グラフ・ダイエットを長くやっていると宴会でも食べる量が減ってきます。また、自然に太らないものが好きになるとか、選んで食べるようになりました。
私は、宴会のあった翌朝はあまり食べないで済むようになりました。昔は、「朝の食事は大切だから少し無理してでも食べよう」と考えていましたが、太って困る人が無理して食べる必要はないわけです。
痩せるためにガマンして朝食を抜くようなことはしなくて良いですが、カラダが食べたくないと反応したときは、素直に少なめにしましょう。
2.2 70Kgから67Kgへ
次のグラフは1月のグラフを青で、また4月のグラフを灰色で残しておいて、5/18〜8/17までの3ヶ月間をくわえたものです。また、左端には2/18、3/18などの最初の日付の体重をマークしてあります。
この期間は増減の繰り返しで最初(5/18)と最後(8/17)を比較すると、70.9Kgから70.3Kgであり、わずか600gしか減っていません。とはいえ、3ヶ月の間に太ってはいません。
食べたいのにガマンするような無理なダイエットはリバウンドとの闘いでもあります。その点、グラフ・ダイエットはリバウンドなしであり、「闘い」のようなイメージはありません。毎日グラフを付けながら、
「減った減った、嬉しいな」とか、
「あれれ、増えちゃったな」などと、
考えているだけで、自然に少しずつ減っていきます。
グラフ・ダイエットは大きく減る時期とあまり減らない停滞期があります。上の図の赤線(5/18以降)では、6/5から6/14あたりが停滞期といえるでしょう。緑線の6月は、増減はありますがむしろ少し増えていますので停滞期というよりも反転増加期とも言うべきかもしれません。また、黒の7月も増減をしていますが、むしろ若干増えています。
減らない停滞期にあきらめて止めてしまうことのないようにしなければいけません。この時期は減った状態に体が順応するための準備期間であり、その状態が当たり前になった時期、つまり停滞期が普通の状態として慣れたところで再び減り始めるというように働きます。
この「慣れ」というのは、体の面もそうですが、精神面もあるようです。精神面というのは次のようなことです。あまりに急に痩せますと自分で心配になり、
「体調が悪くならないか」とか、
「体のどこか悪いから痩せてきたのじゃないか」
などと考えてたりします。
「そうではない、グラフ・ダイエットをやっているから痩せたのだ」
と自覚でき、体調もむしろ良くなったと思えると安心します。そうなるとそれ以上に体重減少が進むようです。
もうひとつ大事なことがあります。それは、後で考えてみて分かったのですが、この図では70Kgの横線を太く描いていますが、グラフがこの線にまとわり付いているように見えませんか?
つまり、70Kgからグッと下に下がるとどういうわけか上に跳ね上がり、70Kgを越してしまっています。あとで詳しく説明しますが、70Kgに太線を引いてあるために、その線が心理的な限界線になっていたようなのです。そしてこれが、私が探りあてたグラフ・ダイエットの上手なやり方に関係してくるのですが、この時点ではまったく気がつきませんでした。
次のグラフは同様に、7月分を灰色で残しておいて、8/18から11/17までの3ヶ月間を加えたものです。この期間も茶色の8/18が69.7Kgくらいで、赤の最後11/17が69.4Kgくらいですから300gくらいの僅かな減少です。しかし、68Kg台にも何度か下がっており、少しずつ減っていることが分かります。
茶色の8月はスイカなどをたくさん食べたり、子供たちが来たりして、ついたくさん食べてしまったりするために増減が激しいようです。また、9月、10月になると気候が良くなって食欲がでると少々太ることもあるのかもしれません。
長い目で見ると、この期間も停滞期といえます。この期間を通じて70〜69Kgが普通の状態になっていったものと思います。つまりリバウンドしないだけで良かったと見て良いと思います。
このグラフでも70Kgの太線を中心として振れているように見えませんか?
赤の10/18から11/17を見ていると、69Kgになるなど下がろうとするのですが、また上がって70Kgを越して71Kgにも3回もなっています。後で見ると、驚くほど太線の70Kgが限界線として働いているように思えるのです。
次のグラフは、11/18から翌年の2006年2/17までの3ヶ月間です。この時期は大きな変化がありました。
茶色の11/18(70.3Kg)〜12/17(69.4Kg)まで900g減少しました。
青色の12/18(69.4Kg)〜2006年1/18(68.0Kg)は1.4Kgも減りました。忘年会や新年会のシーズンですからその期間にこれだけ減ったのは大きな効果です。
赤色の2006年1/18(67.9Kg)〜2/16(67.0Kg)は900gも減少しました。
この3ヶ月で3.3Kgも減ったことになります。このころに、パンツ(ズボン)のベルトや腕時計のベルトを短めに調節しました。指も細くなったように思いました。
緩くなったベルトなどはそのままにしないで、ときどき短めに切るのが良いと思います。生活上も適切な長さに切った方がいいでしょうが、長いままにしておくと、
「痩せたなー」
という印象が継続してしまいます。それよりも、適切な長さに切って、これが普通なのだと無意識が感じるようにしてやるのが大切なように思えます。無意識は微妙なものですが、ベルトの緩さとかキツサなどを敏感に感じ取っているかもしれません。
なお、12/12(赤○の部分)は、忘年会かなにかあったのでしょう。大きく増えていますが、その後急に減っています。
ところが、この急激な体重減少には別の理由もあります。実は、2006年1月末に会社を自主退職しました。会社から辞めてくれと言われたのではなかったのですが、自発的に辞めました。これは、だんだんと役立つ仕事ができなくなってきた感じがしておりまして、仕事のできるうちに新しい仕事をスタートさせたいと思うようになりました。また、自分は技術士の資格を持っているので社内だけでなく多くの会社に役立つ仕事ができるはずだと考え辞めることにしたものでした。半年くらい前からはっきり決め、数ヶ月前に会社に伝えて、60歳定年の1.5年前、2006年1月31日に辞めました。
ところで、辞めることを明確にした2005年11月頃から、
「会社人なら休んでも良いが今後は自分の健康は自分でコントロールしないといけない、体重は64,5Kgに下げろといわれているし、もう少し下げたいものだ」
と思っていました。そうした気分を反映してだんだん下がって行ったように思います。つまり、体重を下げる目標を明確に持つことが大切だと、気付きました。
ところが、辞めた2月に軽いうつ病状態になりました。一言でいえば甘い考えで辞めたことを後悔し、だいぶ落ち込んでしまったのです。最初はどこからも仕事がもらえませんし、やろうと考えていたことも、具体的なやり方が分からなかったのです。大変なことをしてしまったと食事もノドを通らない状態になり、66Kg台まで急減しました。近所の人も、
「ご主人はヤツレたんじゃないの」
と言っていると家族が教えてくれました。
「自分は拒食症になっているのではないか」
などとも考えたりしました。そんなこともあって、このように急に減少すると恐ろしくなりまして、2/16で体重の記録を止めてしまいました。
10月頃までの記録の説明の所で、70Kgの太線が限界線になっているようでそれより下がらないようだと説明しましたが、ここでは同じ70Kgが太線なのにそれを越えてどんどん下がっています。これは、太線の限界線よりも、当然のことですが、人生の大きなイベントなどに影響を受けるということだと思います。
しかし、医者からは標準体重は62Kgであり、まず64、6Kgまで下げろといわれていたのに67Kgを切ったら、上のようにグラフ・ダイエットを止めてしまったのです。これは、後で考えてみると、このグラフが悪いように思えるのです。
つまり、70Kgが太線でそれが基準線とか限界線のように思えるようになっていること、また一番下の目盛が67Kgまでしかありません。これでは、これ以上下げる必要はないと、自分で勝手に限界をきめているように見えます。安心して体重を下げられる環境を作らないといけません。
理屈では64,5Kgが目標だといっても、それが図のどこにも示されていません。つまり、イメージを理解する無意識は、もうダイエットする必要はないと受け取ってしまうものと思われます。無意識にもっとダイエットする必要があると理解させることが大切とすれば、そのような図にしておくことが必要なのです。
2.3 運動、その他について
グラフ・ダイエットだけで痩せることはできますが、それと並行して運動することも必要です。ただし、適度な運動は、お腹が空くので逆に肥ってしまうことも起きます。一方、グラフ・ダイエットはそれだけで痩せますので、運動はしない方が良さそうに思えるかもしれません。しかし、やった方がいいのです。
運動をしないと、ダイエットをしていなくても筋肉が衰えますが、ダイエットをしているとますます筋肉が衰えます。したがって、グラフ・ダイエットをして体重を下げることと並行して、適度な運動が必要です。毎日1万歩、歩くのが良いと言われます。1時間以上歩くのが必要なようです。大変に思えるかもしれませんが、15分かかる所まで行って帰れば30分で、それを朝夕2回やれば1時間です。
また、筋肉は寝ている時でもカロリーを消費してくれますので、運動して筋肉が増えるとそれもダイエットに効果があります。
主婦は家事で結構歩いているようですからそれを差し引いて良いでしょう。また、仕事のための通勤も条件によってはかなり歩いていると思われます。電車の乗り換えの多い人は階段の上り下りで良い運動をしているといえます。
ダンベル(鉄アレイ)で手足を鍛えるとか、スクワットで腰や膝を鍛える、また、腹筋の運動でお腹を引き締めて内臓脂肪を減らすような運動では、筋肉が増やせます。しかしこのとき、大変重要なことがあります。これらの運動をするとき、「ゆっくり動かすこと」です。ゆっくりした呼吸に合わせて「ゆっくり曲げ」、「筋肉に負担を与えたままでしばらく止め」、その後「ゆっくり伸ばす」、しかし、「完全に楽になる前に止めて筋肉に負担を与え続ける」。なお、ダンベルのように重さを調節できるものでは、あまり重いものを使う必要はなく、軽いものを使って継続して筋肉に負担を与えることがいいそうです。
こうすると、例えば腹筋の運動では、早く動かすと30回やれる人でも、ゆっくりやると数回しかできません。しかしこの「ゆっくり動かす」ことで筋肉が増えるそうです。だいぶ前から私もゆっくりした運動が良いということは知っていたのですが、なぜ、そうなのかわからず、いまいち本気にしていなかったのですが、最近のテレビ番組をみてその理由がよく理解できました。
ジョギングや自転車乗りのように筋肉を激しく動かすと血流が増加して、老廃物の乳酸は、どんどん血液で回収されるそうです。これを有酸素運動といいます。だからマラソン選手は何時間でも走っておれるのでしょう。ところがこの有酸素運動は、運動量は多いのですが、筋肉増強にはあまり効果が無いそうです。確かにマラソンの選手の筋肉質というより、痩せている感じさえします。
一方、ダンベルや腹筋の運動などで「ゆっくり筋肉を動かす」と筋肉が膨らんで血管を圧迫するために、血流は増加しないそうです。そのため、これを無酸素運動といいます。無酸素運動では少しの運動で老廃物の乳酸が筋肉中に増え、その結果、脳は老廃物・乳酸除去のために成長ホルモンを大量に分泌するそうです。その状態でジョギングや自転車こぎ、水泳などの有酸素運動をするのが大切だそうです。つまりこの状態で血流を増やすと、成長ホルモンの助けにより酸素、栄養を使って筋肉がどんどんできるとのことです。
無酸素運動は血流が増えないので、心臓への負担が軽く、また、ひざや腰、その他へのショックが少ないのでその点でも好ましく、特に年配者に特に薦められます。気をつける必要があるのは、無酸素運動をやっているときに、激しくやり過ぎたり、呼吸を止めたりしてはいけないことです。無酸素運動では筋肉が血管を圧迫していますので、そこで激しくやりすぎると、心臓は余計に負担になり、有酸素運動以上に負担になるそうですので気をつけましょう。
実は私も腹筋の運動を、速く動かすやり方でやり過ぎて(50回+20回+50回もやり)、動悸が激しくなってしばらく止まらず心配したことがありました。今は、ゆっくりと5回やってしばらく休んで5回やり、合計10回程度です。ごくゆっくりやりますので、5回以上は筋肉が疲れて続けられません。その後、何種類か他の運動を同じようにゆっくりやります。
筋肉増強は、背中、腰、膝など全身の筋肉が増えますので、肩こり防止、寝たきり防止、ダイエット促進、運動能力増進など年齢と関係なく大切なものだそうです。ゆっくり筋肉に負担を与える「無酸素運動」をやり、その後ジョギングなど「有酸素運動」をやって、筋肉をつけましょう。
足のふくらはぎの筋肉は第二の心臓ということをご存知の方も多いと思います。歩くことで足の筋肉が伸縮し、心臓と同じように血液を循環させることに役立つそうです。
室内でふくらはぎの筋肉をつけるには、つま先立ちが効きます。30回から50回やるだけで結構、痛くなります。やった直後は痛くありませんが、1日、2日後に痛くなります。最初は急にたくさんしないで徐々に増やすことをお勧めします。運動することで筋肉が微細なレベルで切れてそれが回復する時に痛みになります。
なお、やった後に、ストレッチ運動をしておくと痛みは少なくて済みます。ストレッチ運動とは、使った筋肉をゆっくり伸ばしたり曲げたりしてそのまま20,30秒程度じっとしておくことです。勢いを付けてやるのではなく、ゆっくりとやってそれを一定時間保つことがポイントです。これにより、運動でできた老廃物(乳酸)が血液中に押し出され、回復が早くなり、痛みもほとんど無くて済みます。
過激な運動は体内に活性酸素を大量に発生させ、ストレスになり逆効果です。特に高年齢になると活性酸素を処理する能力が落ちるので過激な運動はいけません。フィットネスクラブの壁には、
「無理な運動は止めましょう」
「無理と思ったら中止する勇気をもちましょう」
と書いてあります。
運動を急に始めるのはいけません。一回の運動では準備体操を軽くやることが大切です。また、長く運動をしていなかった人がある日から急に長くやるのもよくありません。最初は短時間で終え、数日かけて体を慣らしていくのが大切です。
いやいや運動をするのは長続きしませんので、ダイエットしているときは必要なことだとアタマで理解して、納得できる程度ずつ少しずつやるのがコツです。何事にも無理はいけません。無理やガマンをすると、その反動で逆効果になることが多いものです。
呼吸法も大切です。吸うときにお腹を膨らませ、数秒間留め、その後ゆっくり吐く腹式呼吸は心身を落ち着けるのに役立ちます。気持ちが落ち着かない時や心臓の動悸が下がらないようなときに役に立ちます。また抹消血管を広げ、体の隅々まで血液を循環するのに役立ちます。逆に、吸うときにお腹も膨らませず肩も上げず横隔膜を広げる胸式呼吸は体の活性化を促進しエネルギーを使うのに役立ちます。
呼吸法はとても大切ですがここに書ききれませんので、そのうちに興味をもったら勉強してみてください。
グラフ・ダイエットをやっていると、健康に役立ついろんな情報が耳に残るようになります。グラフ・ダイエットやっているからそれらは不要と考えるのではなく、それらを併用していくのが大切です。そうすることで、さらに健康で、効果的なダイエットができるはずです。
グラフ・ダイエットが成功して食事量が減ると便秘気味になることがあります。便秘になるとお腹にいっぱい詰まっていますので体重が増えますが、出るものが出れば、当然ですが、その後は体重は大きく減少します。便秘気味になったら、バナナやかぼちゃ、海草、また温野菜などを食べ、お湯や水を飲む量を増やすと良いようです。また、筋肉を動かす運動も効果があります。
ひどい便秘になったら、体重測定を一時中止して、その対策が必要と思われます。
2.4 68Kgから65Kgへ
その後、仕事の方は努力の甲斐があり、また関係者の皆様からも支援がありまして、やがて少しずつ依頼が来るようになりました。5月頃には忙しいというような状況になり、順調に動き出しました。
ところが、忙しい分だけ運動不足になっていきました。離れた所に事務所は確保していたのですが、そこまで行かなくても・・・というより、事務所よりも寝起きをする場所の方が仕事が早くできるのです。つまり、通勤時間ゼロになったわけです。
そうして、半年、1年とたつうちに指の付け根や手の甲が痛く(鈍痛)なることがあり、長く続きました。そのようなことが2,3度おきました。最初は何かぶつけたと思ってシップを張り付けたりしていましたが、なかなか治らないのです。それで病院に行ったこともありましたが、よく分かりませんでした。
後で考えると、この頃から尿酸値が高いことによる発作が起きていたようなのです。高尿酸値による発作は激痛と聞いていましたが、このような鈍痛のようなものもあるようです。思い出すとその前にも似た症状があったように思いました。
そうしている内に2007年1月の人間ドックになり、尿酸値が限界だ、再検査必要となりました。精密検査の医者も、尿酸値が限界でありそのせいで指の付け根や手の甲が痛くなっているのだろうとのこと。薬を飲むか、64Kgまで体重を減らせ、と命じられました。そこでまた体重を計り、グラフを付けることを2007年5月から再開しました。
次のグラフが2007年5/15(5月15日)以降のグラフです。(今度は、1日から31日までのグラフにしました。)
普通だったらダイエットを14ヶ月も中止していると、リバウンドして元の体重(74Kg)よりも増えてしまうことも起きかねません。ところが、私の場合はその間に1.6Kgくらい増えて68.6Kg程度で済みましたし、すぐに67Kg台に下がりました。これは、ガマンして食事制限するわけではないグラフ・ダイエットのおかげと言えるでしょう。
5月末に海外旅行に行ったので少し増えましたがその後急速に減少し、67Kg台に戻りました。6月は念願の66Kg台になったのですが、また67Kg台に戻ったりしています。7月は66Kg台にいるときが多くなりました。これだけ下がるとまた指が細くなった感じがしていました。これは嬉しいことではありますが、
「こんなに痩せていいのかな」
と家族が言ったり、また私も、
「それもそうだな」
などと考えたりしていました。
8月になると親戚に出かけたり、子供たちが来たりして油断したせいか67Kg台が多くなりましたが、月末にはまた66Kg台に落ち着きました。
実はここで不思議なことに気が付きました。体重が下がって66Kgを切ろうとするとまた上がっていきます、目標は64Kgなのですが。何か変だな〜、という気がしていました。
上のグラフは実際に使っていたグラフ用紙なのですが、66Kgが太線にしてあります。これは横軸の線が長いので、見やすくするために下から3つ目の線を太くしていたもので、以前から使っていたもので、目盛だけを変えて使っていたものでした。
そんなことを考えながら、同じ用紙に11月まで付けていました。それが次のグラフです。少しゴチャゴチャしていますが、実際このように付けていました。ただし、色はこのように何色も使いませんでしたので、さらにゴチャゴチャしていました。
これを見ると、5月以来一度も66Kgを下回っていないことが分かります。体重が下がって66Kgに近づくと、また上がってしまいます。後で考えると、あまり下げて健康に害が出ても困るし、などチラホラ考えていたように思います。不思議なことですが、体重を自由に変えられるような気分もありました。
繰り返しになりますが、
「そんなに急に下げると副作用が出るのじゃないかな」
「これくらいで良いのじゃないかな」
などと考えていたような気がします。
目標は64Kgなのですが、何ヶ月もたつうちに太線のある66Kgが一種の限界線のようなものになってしまっているのではないかと気が付いたのです。無意識が目標か何かのように勘違いしているのではないかと気が付いたのです。それでも、家族から聞かれれば64Kgまで減らすつもりだと答え、このグラフを見ながら描き続けていました。
食事しているとき、
「ちょっと多いな、残そうかな」
と思うときがあります。そのようなときは、ためらわずに残すようにしましょう。食べたいと思ったら食べた方が、ガマンがなくて言いのですが、残そうと思った時は、素直にそれにしたがってください。また、残そうと思っていると家族が、
「これくらい一口でしょう、食べちゃったら?」
などと言うことがあります。私もありました。
このようなときは、
「食事を少なめにするガマンはしないが、少な目にしたいと思ったときは残すようにしたい。今ダイエットしているのだ。」
ということをハッキリ言うのが良いと思います。
しかし、最初は理解してくれずに、
「少な目に出すと自分で追加してくるくせに、私が出すとすぐ残す」
などと不満を言われることもあるでしょう。私もそう言われたことがあります。
そのようなときは、
「申し訳ない。食べたいときは料理が上手で旨かったら追加したくなったのだろう。ガマンして食事を減らすことはしない。しかし、少しでも減らす方向は良いことだから、残したいときは残させて欲しい」
と、説明して納得してもらうようにしてください。
私は次のようなこともしました。忙しくて夕食がカレーライスだけのような場合には、何となくモノ足りない感じがして、もう少し食べることがありました。また、デザートにあれこれと冷蔵庫から出してきて食べたり、最後に果物を持ち出して食べたりしました。
ところが、朝食では食パン半切れとヨーグルトを少し、ゆで卵と野菜と果物とコーヒーを全部並べるとテーブルが一杯になります。そうすると、見るだけで満足するかのようにこれ以上食べたい気が起きません。そこで、食事ではデザートや果物を含めて4種類(4皿)程度を最初からテーブルに並べるようにしました。二人分で8皿ですから、結構にぎやかになります。そうすると少量でも結構満足し、量的にはあまり食べなくても済むことに気付きました。
このことは、減量したい気分になったので自然にその目的にあうことを希望して実施したもののように思います。
このように、減量に良いからやりたいなと思ったら、大した努力が要らないものであれば、どんどんやりましょう。
さて結局、今から思うとこの期間は、64Kgまで体重を下げようという目標が希薄なっていたように思うのです。64Kgまで下げようと強く意識する状態でなかった、つまり、イメージで理解する無意識が64Kgまで下げるとは理解していなかったように思うのです。
近くに住んでいる娘がやって来て、
「お父さんは最近痩せたね、足も細いよ、自然にこんなに痩せたら病気だよね」
などと言うのを聞いて私も、
「あまり体重減らすのは良くないかもしれない」
という気分で、少し間食したりしていました。自分にとっては体重を下げることは必要と考える反面で、そんな気分でした。つまり、ダイエットで痩せているといろんな誘惑があるのです。この誘惑に打ち勝つために意識してガマンなどすると、あとのリバウンドが怖いです。したがって、無意識が理解してうまくやってくれるための、ちょっとした工夫が必要です。この工夫にガマンの要素があったり、面倒だったのでは実行されずリバウンドにつながりますので簡単にしないといけません。
そこで、64Kgまで減らすことをもっと明確にさせようと考えました。そのため、新しく準備したグラフ用紙は66Kgの線は普通の線にして、64Kgに太い線を引きました。
このようにしたグラフに12月以降の体重を記録したのですが、12月以降、3月中旬まで66Kgを切ることはありませんでした。意識としては64Kgが目標だぞ、まだまだ下げても問題ないと思っていました。しかしその一方で子供たちの
「自然にこんなに痩せたら病気だよね」
という心配も常に頭にありました。目標体重をグラフではっきりさせるということで、バリアーを1つ除いたはずだったのですが、まだ大きなバリアーが残っている状態だったと思います。
この間、2008年1月の人間ドックがあり、また再検査になりました。また、手の甲などが痛くなりました。そして、3/15に、再検査の医者から
「64Kgにしないと食事制限を治療として行なう必要があります。家族にも協力してもらうために来院してもらうことになるでしょう」
と言われました。そこで、
「こりゃいけない。大変なことになった」
と再び自覚しました。
そこで、グラフに
「64Kgにならないと食事制限の恐れあり」
と書き加えました。人は何かが大事だと思っても、いつもそのことを考えているわけではありません。また、時間がたつと最初の決意が希薄になってしまうこともあります。
私も10頁のグラフにあるように2005年1月のグラフ・ダイエット開始時点には「血糖値、尿酸値高く体重記録開始」と書いていました。しかし、最近の用紙にはそのような理由を明確に書いていませんでした。このように、自分がなぜダイエットをする必要があるのか書いておくことは大事だと思います。
理由は少し大げさに書くことも良い方法です。
少し誇張した表現で書くことは間違いではありませんし、自分自身(無意識)が明瞭に理解できる良い方法と思います。ただし、ノイローゼになるような書き方をするのはまずいでしょう。
実例をいくつかご紹介します。
「血糖値が高いですね」と言われたら、「糖尿病予備軍、減量が必要」と書く。
「尿酸値が高いですね」と言われたら、「尿酸値高く痛風の恐れあり」と書く。
「このまま体重が減らないと食事制限が必要になるかも」と言われたら、「糖尿病の恐れ、食事制限が必要」と書く
健康診断で「減量した方がいいですね」と言われたら、「減量を命じられた」と書く。
友人から「肥ったね」と言われたら、「減量しないと大変なことになる」と書く。ただし、自分の標準体重以下を目標にすべきではありません。
そうしたら、食事が減ったのだと思いますが、茶色のグラフのように翌日の3/16に初めて66Kgを切って65.8Kgになりました。その後も上がったり下がったりしていますが、65Kg台も多くなりました。
そんなにすぐに結果が出るものかと疑問をもたれるかもしれませんが、これは事実です。食事は少なめにしようかなということは、自然に考えていましたが、ガマンして食事を少なくしたのではありません。
これまで長い間66Kg台を上がったり下がったりしていますので、66Kgを切る準備はできていたのだと思います。そこに、目標の太線は64Kgになったし、体重をもっと下げないと食事制限治療を始めるぞと脅されて、自然に、安心して66Kgを切ったものと思われます。
それまで、ぼんやり考えてきた「グラフ・ダイエットは体重を下げる目標をしっかり持つことが重要」ということがはっきり分かったように思います。
なお、3/13の67.8Kgまでの上昇は、この日はちょっとした宴会だったためです。これ以外にも緑の2/21や赤の1/3も急上昇していますが、これらはいずれも宴会や息子たちが来たために一時的に食べ過ぎたものです。しかし、翌日はすぐに元に戻ります。これは翌朝の食事の量を控えめにしているためです。あくまでも自分でガマンして少なくするのではなく、ひとりでに「少な目でいいな」と思ってそうなるのです。このとき、少し無理をすればもっと食べられると思います。しかし、少なめで良いと思ったら素直にそれに従うことは大切です。
次のグラフは、前のグラフに2008年4月のグラフ(青線)を加えたものです。66Kgを安定して切るようになり、ときどき65Kgにもなっています。これで74Kgからちょうど9Kg下がった65Kgになりました。
なお、4/16からはフィットネスクラブに通うようになったので、これ以降はグラフ・ダイエットだけの効果とは言えなくなりました。ですので、費用をかけないでやれるグラフ・ダイエットの効果は4/15までということになります。
しかし、フィットネスクラブに行く気になったのもグラフ・ダイエットの効果の1つともいえます。グラフ・ダイエットに加えて、何かダイエットに良いことをしようと思ったらやるようにしましょう。グラフ・ダイエットをしていると、無意識がダイエット向きにいろいろと活動してくれるということが期待できそうです。したがって、フィットネスクラブに行こうと考えるようになったのも、グラフ・ダイエットの成果といえると思います。理屈をいえば、グラフ・ダイエットをしていない人も大勢フィットネスクラブに行っているのですから、そういえないかもしれません。しかし、私たちはグラフ・ダイエットを研究している分けではなく、要するにダイエットができれば良いわけですから、良いことはどんどんやりましょう。
ところで、面白いことにフィットネスクラブに行き始めた4/16以降は一度も65Kgになっておらず、少し増えています。これは、運動したために食欲が出たためと思います。
2.5 付録;65Kgから63Kgへ
次のグラフは、フィットネスクラブ併用ですからグラフ・ダイエットとしては付録です。しかし、ご紹介するのは理由があります。5/16頃から安定して65Kgを切るようになり、5/28には初めて64Kgを切り63.8Kgになっています。ただし、6月、7月となっても体重はあまり下がりません。
(4月初めには22%くらいだった体脂肪率が18%前後に下がりました。これはフィットネスクラブで筋力トレーニングをしている成果だと思います。これはまた別の話です。)
下のグラフはさらに黒い太線の8月を加えたグラフです。やや見難いですが、実際に描いていたのでそのまま紹介いたします。大事なことは、ここでも太線である64Kgをほとんど切らなかったということです。
そこで9月からは、私の標準体重である62Kgを太線とし、さらにその62Kgの横に[目標]と書き加えたグラフ用紙を準備しました。
下のグラフはその用紙に2008年9月の体重を記録したものです。(8月のグラフを灰色で残しています。)これを見ると、実に面白いです。
あれほど64Kgを切り難かったのが10日頃から頻繁に63Kg台になって、もうほとんど安定しています。これは、62Kgまでは安全圏だということを太線と数字で明確にしたことで安心して62Kgに向かっているものと思われます。秋になると、ナシやブドウが旨いので良く食べます。しかし、よく考えてみますと少なめに食べています。昨年あたりは、二人で1個のナシを食べていましたが、今年は半分を残しています。これがグラフ・ダイエットの成果であり、このように減少している結果につながっているようです。
4月頃にはぼんやりとしていたのですが、今になってはっきりしました。グラフ・ダイエットでは目標をグラフに描きこむなど、明確にすることが大切なのです。
グラフ・ダイエットは無意識の働きを利用するものであり、努力不要、ガマンなし、リバウンドなしで理想的な方法です。しかし、無意識を利用するものであるだけに、微妙なものであり、コツがあるものと思えます。つまり、イメージに強く左右される無意識であるがゆえに、目的とするイメージをはっきりさせる必要があるということです。そのためには、目標体重をイメージとして明確にすることが大変重要なことのようです。
なお、私の目標は63Kgを切って62Kg台になった付近だと思っています。安定に62Kgにするには、ときどきは61Kg台にする必要があり標準体重を下回ることになるので、それは当面の目標にしないつもりです。
ところが、ここで面白いことに気が付きました。私の目標は62Kgなのですが、63Kgを切って62Kgになることは全く無いのです。これまでのいくつかのグラフでも、目標以下になることはありませんでした。
ここで思い出すことがあります。それは、北京オリンピックの大活躍した水泳陣が、例えば200m泳ぐ時に最後の50mでスピードが落ちてしまうことに悩んでいたそうです。コーチも最初は、前半に体力を使い過ぎて後半に落ちるのだろうと考えていたそうです。それもある程度あるのでしょうが、大脳生理学の観点から良いアドバイスを得たとのこと。それは、最後のターンをしたとき、あとはゴールだという思いが頭をかすめることで既にゴールしたような気分になり力を抜いてしまうとのことです。その対策として、北島選手などが意識したのは、ゴールにタッチして振り向いて時計の表示を見るときがゴールだと思ってそれまで力を抜かないようにしたとのこと。ビデオを見ると、確かに緊張したままで振り向いて(掲示板の時計を見て)います。
この重要な点は、目標を少し先に設定することです。
さてダイエットですが、よく考えて見ると、私はいつも
「あまり体重が下げすぎるのは良くないかもしれない」
という気分をもっていました。ですので、目標に近づくと、
「下げすぎるよりも、これくらいで良いのではないか」
と考えてしまい、目標よりも1,2Kg重いところで止まってしまっていたようなのです。そこで、この対策として、グラフでの目標を本当の目標よりも少し下に設定すれば良いと思われます。つまり、本当に60Kgにしたいのであれば、目標を59Kgにしたグラフを使うわけです。なお、標準体重よりも少ない体重まで下げるのは健康に悪影響があると思われるので止めた方が良いと思います。
私の場合は、BMIによる標準体重が62.8Kgですので、本当の目標を少し大目の63Kg台として、グラフでは62Kgを目標にしている、というわけです。
ところで私は、バナナは元々好きでしたが炭水化物が多いだろうからと思って敬遠していたのですが、食物繊維が豊富であまり太らないそうですので、最近は良く食べています。炭水化物を摂らないとアタマの回転が悪くなるそうですから、米やバナナは適度に食べましょう。また、季節によりますが、最近、朝食にはパンと、かぼちゃを薄切りにしてオリーブ油で焼いたものをよく食べています。
グラフ・ダイエットをしているせいか、体にいい食事の情報が耳に入り、自然にそれらを選択するようになっているように思えます。そのような時は、自然に逆らわず、そのように行動すれば良いと思います。
グラフ・ダイエットだけの効果を研究することは学者に任せて、我々は結果的にダイエットできれば良いのですから、良いと思われる方法はどんどん一緒にやりましょう。ただし、ガマンするとか、努力するとか、薬や高価な補助食品などオカネがかかるようなものはやめましょう。
3.終わりに
・グラフ・ダイエットは、実行すればすぐに効果が期待できます。
・継続するには「MGグラフ・ダイエット」のやり方が大切です。
・まず、ちょうど良いグラフを選んだらそれをプリントして風呂場の脱衣場などの壁に張り、ボールペンなどを近くに置きましょう。
・標準体重を大きく上回っている時は、段階的に目標を設定しましょう。
・本当の目標体重よりも、1,2kg低いものをグラフの目標にしましょう。
・そうすると、夜になって体重を計るのが楽しみになります。
・それから、体重を減らす目的や理由を少し大げさに書き出しましょう。
・毎晩風呂上りに体重を計り、折れ線グラフに記録しましょう。
・体重が下がると嬉しくなります。
・そうすれば、自然に食事量が減っていき、ダイエットができます。
・体重減少の停滞期も、グラフ作成を続けましょう。
・食事をガマンするのは止めましょう。しかし、食事を減らそうと思ったらそうしましょう。
何となく、
「今日はこれくらいでいいな〜」とか、
「夕べ宴会だったので今朝はいつもの3分の一くらいで良いか」とか、
「お茶だけでいいな〜」
と思ったら素直にそうしましょう。
バナナが食べたいと思ったら食べましょう。野菜を食べたいと思ったら食べましょう。体に良いと思ったら運動もしましょう。ダイエットに良いと思ったことはやりましょう。ただし、偏食はよくありません。
・無理なガマンはリバウンドにつながりますので止めましょう。
・高価な薬の利用は、医者から薦められない限り不要です。
・体重測定が楽しみになると、どんどん体重は減少します。
ところで、筆者の女房も最初のうちは一緒に体重を計ってグラフを描いていたのですが、しばらくして止めてしまいました。標準体重はだいぶ越えていたのですが、体重オーバーによる不都合の自覚症状がなく、医者からも体重削減を言われたわけではないので、私とは切実さが違ったようです。グラフ・ダイエットは効果があるといっても、動機がないと継続できません。本文でも紹介しましたが、女房のこともその実例といえます。
ところが、その後、面白いことがおきました。実は、私がダイエットに成功すると共に、肥満気味だった私の女房がだいぶスリムになってきたのです。肥満は社会的つながりによって「流行し、伝染する」そうですが、逆に流行がおさまり、伝染しなくなれば痩せる(標準体重に近づく)のかもしれません。一緒に食事をする一方が食事を減らしているのですから当然といえるかもしれません。いずれにしろ、私が74Kgから、2008年9月末現在で63.4Kgに下がったのと歩調を合わせて女房もだいぶスリムになってきました。
あなたが中心になってご家族の肥満防止、メタボ退治をして、健やかにお過ごしになることを祈っております。
関連ホームページ
メール連絡先 http://www.patentcity.jp/graphdiet/mailmgdiet.htm
©
Masamichi
Muguruma 2008