市民教授のパンフレットを作る

2021.5/4(火)、晴 この1ヶ月あまり、市民教授のパンフレットを新たに作成することをやってきた。
3月31日に、日立市の百年塾の推進委員をやってるHさんとつい最近推進委員を辞めたというMさんがやってきて、市民教授の指導科目の内容が簡単に分かり、見たくなるようなパンフレットを作りたい、技術がないので手伝ってほしい、と相談があった。私もそんなものがあれば良いなと常々考えていたので、作成を担当することにした。
早速3人で、盛り込むべき機能を、お手本を元にして検討した。その結果、ワードで作成し、必要なリンクを十分に貼り付け、PDF化してWeb公開することにした。印刷は基本的には利用者に任せることにした。これで印刷しても頁構成がきちんとしているし、リンクを十分にはってあるのでWeb環境での利用も便利である。内容が簡単に分かりやすく書いてあり、Web表示でも印刷でも利用でき、活動実績やホームページ、ブログ、Facebook、などにもリンクさせ、などなどさらに良くするための工夫を検討した。またメールで簡単に申し込みや修正を行える体制の大切さも話し合った。

それをもとに、私が2、3日で下記のたたき台を作り上げ、ホームページにアップロードし、メールで2人に伝え、内容を見てメールでと意見を出し合って改良を進めた。メールとWeb環境の真骨頂である。数日でかなり良くなった。鉄は熱いうちに打つことが必要だ。
Hさんは百年塾内に説明すると共に、知り合いの市民教授に電話して掲載する実例を集めた。他の2人もメールなどで実例を出してくれる人にお願いした。申込みがあると24時間以内を目標に作成し、アップロードして全員に連絡し、修正があれば受け付けた。実例が増えると細々とした調整が必要になり、さらに具体化が進んだ。実例が問題点を指摘する
アタマで考えているのでは進み方は遅い。実際にやってみると問題点が明らかになるどんどん進む。行動が内容充実を促進する
実例として作ったものを見ると問題点が見つかり、市民教授からの連絡で、ほとんどのものが修正を何度かおこなった。その都度、修正してアップロードした。要望への迅速な修正が品質向上に不可欠である。

下記は、市民教授の人数はまだ少ないが、形としては出来上がり、Webにアップロードしたもの。

パンフレットはPDFなので、このままではGoogleなどで検索されにくいため、検索用のホームページを下記のように作成した。 (クリックすればホームページにジャンプ)


付加的に検討・実施したこと・・・「活動する市民教授」のロゴを作った。パンフレット掲載の申込書を作った。ただし紙による申し込みは補助的であり、メール本文や申込書にワード入力しての電子的申込みを基本にすることを明示した。これは入力の手間を少なくし間違いを減らすための処置である。
また、これまで市民教授の一覧表がなく、ある人が市民教授なのか分かりにくかった。またある人がいくつの指導科目で申し込んでいるのか分かりにくかった。そのため、公開されている情報を集めてExcelで加工して「市民教授一覧表」を作って公開した。

ワンコイン・ボランティア

世の中にはいろいろ困っている人がいます。一方、技術は持ってるが何もしていない人がたぶん大勢いるのではないでしょうか?

そんな人達の橋渡しをしてくれるのが、日立市では百年塾という組織があります。技術を持っておりボランティアで教えたいという人は市民教授として登録し、百年塾で講座を開いたり、その他の活動ができます。市民教授で教えている、ということが市報にも載ってPRされますので、教えて欲しいという依頼が来ることになります。

実施するには、いろんな方法があります。①百年塾経由で市民教授として教える方法、②直接依頼を受けて市民教授として実施する方法、③直接依頼を受け(市民教授と名乗らずに)実施する方法、など。ただし、②の方法はありうるのかどうか良く分かりません。

私は、8,9月に百年塾主催の講座を6回やり、その後、③の方法で週2組の方々に、お手持ちのスマホ(スマートフォン)を使って具体的・詳細に使えるように教えてます。男3人にやっている組ではLINEのグループを作り、パソコンの音声入力のやり方まで広がっています。

また、12月には①のやり方で、ある交流センターでやります。わずか1時間半で1回のみなので、どうすれば良いか思案のしどころです。資料は今から作成です。

③の方法は、ワンコインボランティアと勝手に言っています。参加者1人当たり、1時間500円です。ボランティアという以上は無料でやるべきではないかと思いますが、それは無理です。無料ではやる気が出ません。500円玉1個をやり取りすることで、それ以上のお礼は不要ですから依頼する方も助かり、受ける方もやる気が出ます。

スマホに使い慣れれば、スマホを操作できるというだけではなく、スマホを使って離れた知人友人、また家族が連絡取り合って楽しく過ごせるようになるとか、自分の趣味を広げられるとか、教養を深められるとか、安全な生活を手に入れるとか、もっといろんな事が実現できます。

多くの人が、宝の山であるスマホのほんの入り口の機能しか使っていません。簡単に勉強できるのでぜひ多くの皆さんに上手になってほしいものです。

百年塾でスマホ講座

2020.8/18(火)、晴  日立市生涯学習課の外郭組織として「百年塾」という面白い組織があります。昨年はそこの市民カレッジで5カ月、と言っても週1で20数日でしたが、受講生として楽しい勉強をしました。
今年は、市民教授に登録してスマホ(スマートフォン)の使い方指導の講師を務めます。私のスマホ指導歴は、昨年9月から青葉台サロンでスタートして20回あまりやって、7月は金沢団地集会所で2回やったり、やった後は数名の方が個人指導を希望されて詳しくやるなどやっています⇒これまでの実績

スマホを教える方法は2つあるようです。
1;少人数対象・・・1(~4)人くらいの受講者として、分からない所を言ってもらってその点を指導するやり方。この方法は、不明点を解決するので使えるようになったと満足度は高い、しかし、スマホの全体像を知ることが難しく、電話とメールとカメラが一応使えることで満足するだけになってしまう恐れがある。公共機関や契約店の説明以外では、最低でも1時間で500円くらいのやや高価なものになろう。
2;大勢対象・・・5,6人以上を対象に、スマホの全体を準備した資料にそって説明していくやり方。この方法は、スマホがどう動いているのかとか、便利なアプリの多くを知ることができる。もっと便利に使いこなしたいという人に役立つ。しかし、個々人の分からない点を詳しく指導する時間が取れないので、そのようなことを期待する人には不満感が残る。それをカバーするには上記1との併用がが必要になる。
今回のスマホ講座は20人以上を対象とするので2つめのやり方になります。

本日からの百年塾の講座では2時間ごと毎週(火)に合計6回やります。20名の募集定員でしたが、いろいろ事情があって23名の参加で行いました。

プロジェクタ表示なしで実施

スマホの画面をWiFi経由でパソコンに転送して、プロジェクタに映すつもりが、ちょっとした手違いでパソコンに転送できず、初日はプロジェクタなしでやりました。じつは初日はテキストがあればスマホなしでやるようになっているので、なんとか乗り切れました。

テキストは3つに分かれています。スマホなしでやれる入門編、操作の基礎からやる初級編、アマゾン利用などまでやる中級編の3つです。もともと10回でやるものを6回用に再構成したので、紹介するアプリの数が少なくなり、内容も基本的なものに限定することになりました。

63頁の資料を23部作ったので1450頁近くインクジェットプリンタで印刷しました。正味5時間くらいかかりました。
インクはヤフオクで少々安く買いこんであります。
印刷終わったら大型のホチキスで留めて完成です。家内工業の雰囲気です。
3部×23冊=合計69冊作ったことになります。
透明なファイルフォルダにとじ込んで完成。23冊の自作テキストが作成。この透明フォルダは、だいぶ百円ショップをさたしたのですが、ありませんでした。あれば100円で4冊くらい買えそうですが、事務用品メーカのリヒトのものしかありませんでした。透明なので、先頭頁が見えて、気に入っています。


やっみて考えたこと・・・私よりも経験豊富なスマホ活用の専門家は人口18万人のこの町に大勢いるはずだ。しかし、200人あまりの市民教授でスマホを教えると登録している人は私を含めて2名のみ。しかも今年講座を開く人は私1名のみ。開いてみると大勢の参加がある。ニーズはあるのに、なぜ教える人がいないのか?
1つには、スマホが多様な発展をしており、大勢を対象に教えるのが大変な状況になっていることがあるように思う。スマホにはAndriodとiPhoneの2つある。私が教えるのはAndroidだが、メーカやサービス会社によって、またバージョンによって、しかも個人の設定によって様々な違いが起きており、同じものは2つとないような状況にある。大勢を対象として教えにくい状況。またAndroidの上に簡単にする目的でもう一つのレイヤーを被せた大手キャリア独特のものは簡単にするはずなのに逆に難しくなってしまっていることもある。
2つ目は、教える側が時間を取られたくない、という事情があるだろう。時間かけて準備をして面倒な内容を教えるのに、驚くなかれ、たぶん秘密ではないはずなので書くが、2時間で1人200円しかもらえない。1桁間違っているのではない。ボランティアだとしても少なすぎる。(これではやる気が起きないという私はボランティア精神に欠けているのか?)
しかしこんなことをやってるよりも、ゴルフやったりスポーツクラブに行った方が楽しいに決まっている。いきさつがなければ私もやっていなかったろう。(これは現在ほんの少しだが変えようと検討されているようだ)
3つ目は、教わる方が「できるだけ安く、できれば無料で教えてほしい、なぜなら販売店だと無料で教えてくれるんだから」と思っていることが影響しているかもしれない。こう考えている人は、格安スマホだと月1380円で使えるものを、販売店は月に5,000円とか、契約によってはも1万円近くも取っている。その差額があるから販売店は無料で教えてくれる、ことを知るべきである。またその販売店の指導で満足できているなら他の方法を探す必要はないはずである。高い利用料金を払ってうまく使えない状況で良いのだろうか?、それよりも1度、数千円~1万円程度をかけてちゃんと習えば、その後ずーっと便利に使える方がはるかに自分のためになるはずだ。おまけに、うまくいけばもっと安い利用料金の契約に変更できるかもしれない。
教える人も多くの時間をかけて体得し、さらに次々変わるスマホ環境の勉強をして準備している。人はみな自分の時間が惜しく、自分が楽しいことをしていたいものだ。だから教わる側が相応の謝礼をしないと、誰も教える人がいないことになる。ちゃんと謝礼があれば、私以外にも講師が出てきて高齢者にもっと親切に教えてくれる人が増えるだろう。