新型コロナで思うこと

2021.10/3(日)、晴れ  コロナ感染者の急減、激減に驚いています。日本ではワクチン接種はもっと進むでしょうし、飲み薬までできるとなると、やがて普通の風邪なみになりそうです。

ところで、日本でワクチン接種の気運が盛り上がらなかった今年1月末までのことで記憶に残っている2つのことがあります。

1つは、昨年5月に山中伸弥教授が「新型コロナワクチンは、奇跡が起きても1年ではできない」とテレビで発言していたことでした。私はこれを聞いて、そんなものか、と思ったことを覚えています。まじめな日本人の多くは、このような気分でいたのでワクチン接種の立ち上がりは遅くなったものと思います。

ところが、それから半年もしないうちにmRNAワクチンが出来上がりました。ノーベル賞受賞者と言えども専門外のことは間違いますね、当然のことですが。

なお、山中教授は今年の初夏のころ、mRNAワクチンの解説記事を新聞に書いていました、罪滅ぼしの気持ちがあったのかもしれないな、と思って読みました。

なお私は、iPS細胞の発見やマラソンやって研究費を確保する山中教授は大いに応援しています。

2つ目は、今年2月初め、まだワクチン接種に多くの人が懐疑的だった頃、テレビで「ワクチン接種を外国ではやっているが大丈夫なんですかね、日本では進むのでしょうか?」とのコメンテータの質問に対して、テレビによく出ている北村教授が「良いものができています。日本でも3月に始まり、4月頃になると、多くの皆さんが雪崩をうって我も我もとワクチン接種を始めますよ。接種はそんな動きになるものです」という意味のことを言っていました。

私も12月半ばまでは懐疑的でしたが、1月半ばころからはやった方がいいとフィットネスクラブで知人と話していたのでよく覚えています。

結果は知っての通りです。4月頃になると民放コメンテータは「政府のワクチン確保は遅いじゃないか」と責め立てていました。

ごてごてだと批判するのは簡単で留飲はさがるかもしれないが何の役にも立たない、民放コメンテータの意見は面白いが鵜呑みにすると誤る、批判的に聞かないと役に立たない、というのが、最近数年の私の見方です。

ノーベル賞で思うこと

2014.12/10(木) ノーベル賞は、スエーデンのノーベルさんがダイナマイトの発明で得た収入を元に作られていることは多くの人が知っているでしょうが、次のことはあまり知られていないようです。

ノーベルはダイナマイトの安定化技術を特許出願したのですが、同じ頃に海軍の技官が特許出願しており、どちらが先に発明したのか法廷で争ったそうです。その結果、ノーベルが特許権者と認められ莫大な利益を得ることになったわけです。ノーベルが特許出願しなかったら、また特許裁判で負けていたら、ノーベル賞は世の中に存在していなかったわけです。

日本の大学では素晴らしい研究成果が出ているようですが、お願いがあります。もし、素晴らしい研究成果であれば特許を取って利益を得て国のために役立ててください。税金で研究した人の責任です。安い金で外国人に使わせるなどしないでください。また次の研究者を鼓舞するために使いたいならば、日本版のノーベル賞を作ってください。

パキスタンのマララさんという17歳くらいの女性が平和賞を受けましたが、彼女の言うことは感銘を受ける言葉が多いですね。ストックホルムでも次のようなことを言っていました。
「誰かが行動するのを待つべきではなく、みんなが行動を起こすべきだ」

私はいま団地の自治会の役員で活動しています。ところが、役員は全員が毎年変わるために慣れるために数カ月かかり、次への引継ぎをまとめるのに数カ月かかっています。このため、以前からやってる掃除当番などの消化で精一杯となり、新たな事はほとんど何もしないで済ませています。ところが、そうやって長い間やってきたためにいろんなことが停滞しています。あれもやるべきだ、これもやるべきだと言う人は沢山いるのですが、誰もやりません。

マララさんの言うように「みんなが行動を起こすべき」ですが、私もその一員ですので、私のできることをやってみました。やってみると面白いようにいくつも進みました。とはいうものの、私も昨年までは回覧物もあまり見ていなかったのですが・・・