シニアバスカード

2015.7/10(金)、晴れ じつは数カ月前から、団地内の10名くらいに声を掛けて月に1回くらいの割で集まってもらって、シニアバスカードを市とバス会社に提案する活動をしています。私が昨年秋から構想をもっていたものを具体化したものです。

ポイント・・・80歳以上の人に年間1万円で乗り降り自由のカードを販売する。70歳以上は2万円とする。65歳以上は3万円とする。

なぜこれを勧めるか?・・・バス利用者が減っており、特に昼間のバス乗車人数は非常に少ない。一方で、バス路線の確保が必要だ、便数を増やしてほしい、との声がある。(うちの大蔵大臣もそんなことを言っている。)しかし、有効な手がほとんど打たれていない(ように思う)。そこで、時間の余っている高齢者にバスを利用してもらい、老人には便利に、バス会社は収入が増え、市は老人がで歩くことで健康になり医療対策費が減少できる(かも)、という3方が得するというものです。

福祉、敬老的観点ではない・・・バス会社の収益を増やすために新たなビジネスとして期待しており、税金を新たに投入する制度を作ってほしいというものではないと、私は考えています。名古屋市、東京、横浜などでかなり安価なサービスが行われていることは分かりましたが、これは収入の多い恵まれた都市部でしかできない特殊なものと考えることにしました。 

市役所に案を送ってみたら、まんざらでもない回答であったので、団地内の知人10数人に集まってもらって、磨き上げを行いました。その際に出た意見の中に、老人への福祉的観点で価格をもっと下げてほしいと言うものがありました。
 これについて私は、税金を使う福祉活動のやり過ぎは子育て世代が納めた税金を貪ることになるので、一定以上安価を求めるべきではない。また人口の多い老人が自分達だけに都合の良い制度を作るのは勤労・納税世代を圧迫するので賛成しないと、考えています。しかし、そのことをあまり前面に出すのはマズイと考えて、強く主張しませんでした。
 また、高齢者向けに格安のバスカードの発行により、現在のバス会社の収入を減らす恐れもあり、慎重な検討が必要だろうとも指摘がありました。

その会合の結果をもって、市の担当部署を訪問し、またバス会社を訪問しました。私は、市への陳情的な活動は初めてでしたが、一緒に行った人のお陰もあってフレンドリーな雰囲気で終始しました。

2回めの会合として、その報告会を10人に集まってもらって開きました。そうしたら、他の小さな市でさらに安価な月500円で敬老バスカードを行なっているなどの情報がありました。そこで、電話や電子メールで問い合わせ、その結果への意見を市の担当部署からも聞きました。
市の見解は、”上記のものは、バス利用者が少なくて民間バスはすでに廃止されており、市が福祉目的で運行しているものの一部で敬老バスカードがあるもの。バスの運行自体が当市の1/5程度のものである(ので、それほど便利なものではない)。当市では、民間バスの営業活動を重視し(ムダの無い活動を)期待している。その上で、一定の補助をしている。”というものでした。この姿勢は、私は「ビジネスとして期待」することと一致しており理解できます。

3回目の会合として、この経過の報告会を終えたました。

ところで、2回目を終えた頃lからチラホラ話しが出ていたのですが、”せっかくこうして(ふだんは顔も合わせないオヤジたちが)集まっているので、バス以外ことも話題にしたらどうだろうか”、との意見がありました。息長く続けていけば、シニアバスカードのこともその内に何か良いアイデアが出てくることもありそうなので、それは良いことだということになりました。

さっそく、前回は2人の人がそれぞれ資料を準備してくれて、紹介と意見交換がありました。また2、3回めは日本酒や発泡酒など飲み物の提供もありました。4回目は来週あたりやる予定です。いつまで続くか、それは問題ではないと思っています。