病気の詳細をなぜ書くか?

2016.4/6(水)、晴 このブログは畑仕事のものですので、病気のことは今後書くことは控えます。

これまで書いてきたのは、農園のことを詳しく書いていたので「書き慣れしていたこと」ことが大きいと思います。

それにもう一つ理由がありました。それは、団地の公園などの利用をあれこれ制限するのではなく、「利用したい人が楽しく利用できるようにしたい」と考え数カ月かけていろんな人の意見を聞いて検討していました。それを団地内の30数人の方々へ「私の最後のお願い」になりそうだとメールでお送りしました。そのとき、なぜ最後のお願いになるのかハッキリ書ききれず、内容や表現を変えたいと思った点をこのブログに書きました。

ところが、病状の進行は極めて速かったのですが治療効果も劇的なものがありまして、つい病状について長々と書く結果になってしまいました。

あえて付け加えれば、もう一つ理由があります。それは、書いて公開したことで、事情を知っている人が心配なく他人に話しできるようになったと言えるかもしれません。
さらに、私も苦痛を一人で抱え込まず外に向けて放散するような効果があったような気がしています。ただしこの点は、知ってしまったことで逆に負担に感じる結果になった人がいるかもしれず、これはお詫びせねばなりません。

退院しました

2016.4/3(日)、小雨のち曇 退院しました。3/4(金)に入院してちょうど1ヶ月で退院したことになります。

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入院するときはちょうど新芽の食べ頃だった菜の花がきれいに咲いて、帰宅を歓迎してくれていました。

病状について・・・今後は3週間に2日程度の通院を数回繰り返す事になります。これで転移が見つからなければ寛解(かんかい)と言うそうです。このような病気は完治とは言わないそうです。またその後も数カ月ごとに検診を受け、5年程度再発しなければ完治とみなせるようです。ひょっとしたらこれも寛解かもしれません。

なお、4/1(金)に集中的な点滴をしましたので、今はその副作用のために食欲のない時期です。最初の時はほとんど副作用は感じませんでしたが今回は少し吐き気がする程度のことがあります。いずれにしろその程度であり、助かっています。薬は痛み止めなどまだたくさん飲んでいます。腫瘍が神経を傷つけているので完全な修復には1年程度もかかるようです。

1月末の激痛発生から約1ヶ月の間、生きては戻れぬと覚悟して入院したことがウソのようです。また医師や看護師のプロフェッショナルな対応には1つ1つ感心しました。それが分かる歳になったと言えるのかもしれません。歳をとると物事の本質がわかるようになると、どこかで聞いた記憶がありますが、本当にそう思いました。

なお、医師が言っていましたが、この悪性リンパ腫は他人に移るとか遺伝するものではないそうです。逆に私が、風邪ひいたりするのはいけません。特にこの数か月の間は治療のために白血球が大きく減少する時期がありますので、風邪引かぬように手洗い、うがいなどは必須、泥いじりやペットとの接触は禁止です。一方で、スーパーに買い物に行くようなことはマスクする程度でやって良いそうです。

食事制限も、安売りの刺身は避けた方が良い程度で、ほとんどなくなりました。

犬とは基本的には別室住まいです。帰宅した時は大喜びしてくれましたが、撫でてやらなかったせいか、いまだに少し変な眼つきで私を見ています。

また空気清浄機を買いました。家族には誰も花粉症がいないので縁の無いものと思っていましたら、お世話になることになりました。

太極拳をやってみましたが、片足で中腰で立つところはまだフラフラします。リハビリを少しずつ進めますが、太極拳も良い運動になりそうです。

※パソコンから書いています。スマホより快適ですね。

退院と畑仕事の夢

2016.4/3(日)、小雨 食欲なくないなど少々の副作用が出ています。時間かけて食べています。

幸い転移もなく本日退院し、以後は3週に2日程度の通院治療になります。

しびれや痛みが取れるまで1年近くかかるようです。散歩などは暖かくなったら再開できそうです。

なお、この悪性リンパ腫は他人に移るものではなく遺伝的なものでもないと医師が言っていました。ただ、今後もし転移など見つかれば事態は変わりますし、治療による白血球減少の対策で気が抜けません。

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畑仕事は私はしばらくほとんどやれませんが、収穫だけなら女房でもやれそうです。

ソラマメは倒れぬように軽くビニール紐を張るのができるかな。

大根は、1ヶ月位早めに肥料やっておかぬと虫食いになるおそれあり。

ほうれん草はアルカリ性に近くまで貝殻やってある場所があり、連作がきくのでそこに作れば良いのだが。

アスパラガスは何もしなくても芽が出て楽しみです。

玉ねぎも多分大丈夫。雑草取りやればなお結構。腰が痛くならぬように。

かぼちゃは連作はダメ。最初に伸びた蔓は2、3段目で心を芯め脇目を3本くらい伸す。根本近くは雄花が多い、雌花が咲いても取るのが正解。かわいそうで摘み取れないけどね。4,5m先以上に咲いた雌花の実が大きく育つ。子孫を遠方に広げる自然の仕組みなのでしよう。

早く実の付く坊ちゃんカボチャと白雪などの大 玉カボチャの2種類の苗を家 場合は3,4本くらいずつ植えるのが良いかな。種蒔くと芽が出過ぎて密生になり小粒になってしまう。毎年この失敗してきた。

今年のスイカは諦め。

トマトやキュウリは支柱が大変。どうなることか。

 

本当に夢ではないようだ

今朝起きて頭を叩いてみました。痛かった。昨日聞いた退院の件、ウソではないようです。

40年間かけて調べてきた趣味の本の第2校正を昨日午前中に送信し、印刷に入ってもらうことになりました。まるでこの入院は、その本を完成させるために準備されたような奇妙な印象があります。

丁寧に対応してくれた若い医師がいたのですが、研修医だったので今日が最後だと、昨夜挨拶にこられました。突然のことで驚きましたが、はなむけに次にことを伝えました。

「痛くて痛くて入院した最初のころ、背中に手を回して大丈夫ですからねと、言っていただいた。あれがどれほど有難かったか、痛みが軽くなったか、想像できないでしょう。医師になると忙しい毎日になるでしょうが、今後とも患者に手を触れることをぜひ続けて下さい。」

今朝も、毎朝やっているように、唯一外を見られる談話室の窓から手を合わせてポンポンと拝んできました。特定の宗教に帰依する気は、今のところありません。

私が拝んできたのは、この素晴らしい日本の医療体制、政治経済の安定した状況、高い信頼性を評価する気質や技術、日本の素晴らしい気候・風土、そこに偶然生まれつき、良いものを良いと言える自分、そういうもの全てに感謝してきました。

本日も、ひと箸ごとに7、80回近くも噛んで朝食が終わり、歯ブラシを時間かけてしっかり行い、痛み止めその他の薬をのみ、抜ける頭髪をすき取り、白血球減少対策の点滴が終わり、1日が始まりました。