2016.11/29(火)、キヤノンのMG5730ではインクが無くなってもある程度はプリントできるようです。
黒(BCI-371BK)がなくなって「×」の表示が出ました。普通は交換するところですがまだ使えることが分かっています。
つまり、MG5730は光学式の検知をしておらずインクを吐き出した数(ドットカウント)で判断しています。つまり噴射したインク量を数えているだけなので残量を正確に測定しているわけではありません。と言うことは印刷途中でかすれの起きる事故を防止するために、安全策としてある程度残っているうちに停止の「×」を表示していると思われます。
表示をよく見てみると「なくなった可能性があります」、「交換をお勧めします」と、利用者に判断を任せる表現になっています。「なくなったので交換してください」とは違います。
重さを計ってみると15.7gでした。これをもう一度セットして印刷することにしました。
十分印刷できます。これをセットした直後に31枚の資料を印刷したのですが完全にうまく印刷できました。このBKのインクは黒の文字には使わずイメージの印刷に使うのですが、印刷した31枚の資料は文字と共に地図を大きく表示したものですのでBKインクも使ったはずです。
12/1(木)、こんどは青(C、シアン)のインクがなくなったと「×」の表示が出ました。
計ってみると15.5gありました。これも、再度セットして使うことにしました。
12/5(月)、赤(M、マゼンタ)がなくなったと「×」が出ました。
重さを計ると15.0gです。再度セットして使うことにしました。
そうしたら、こんどは黄(Y、イエロー)がなくなったと「×」が表示されました。これでつい先日交換した文字用の黒の大型タンク(PGBK)以外全部なくなった「×」が表示されています。
Yの重さは15.4gです。これもセットしなおして使える限り使います。
セットすると下記の表示が出ました。インクが無くなったということがインクカートリッジの記録されているのでこのような表示がでるのでしょう。
これで印刷してみると下記のような表示になりますが、十分印刷できました。大量にインクを使う年賀状とか写真などは避けた方が良いでしょうが、普通の資料ならこれでしばらく印刷できそうです。
これまでのキヤノンのインクタンクやインクの重量の調査結果をまとめておきます。まだ空白が多いです。
最初の重量 ※注1. |
「×」が表示された時の重量 | 使用を止めたときの実際の重量 | インクの推定重量 | |
BCI370PGBK | 33.5 | 20.6(注2) | 12.9 | |
BCI371BK | 15.7 | |||
BCI371M | 15.0 | |||
BCI371C | 15.5 | |||
BCI371Y | 15.4 |
注1;インク止めプラスチックやカバーシートは含めない。
注2;かすれる前に利用を止めたのでまだ使えたかもしれない。