2017.6/8(木)、曇 Zenfone3Maxの故障に関して、本日ASUS社のお客様相談センターのY氏から電話があった。彼が言うには、修理部門からの報告には「パノラマでオートフォーカスにするとピントが合ったので故障ではないので送り返した」と書かれているとのことである。
冗談ではない!
昨日、修理センターの女性が「修理センターにあるZenfone3Maxもパノラマでピントが合わないことを確認した。したがってピントが合わないのは異常ではない(仕様である)」と言った。
(これもおかしな言い方なので私は「それは全体が異常だと言うことだよ」と言ったことは(3)にも書いたとおりである。)
つまり、客に言ったことと違う内容の報告が社内ではなされていることになる。これは私のスマホの故障という本題とは違う、別の大きな問題である。こんなことではASUS社の将来は無いであろう。
また、報告に「パノラマでオートフォーカスにする」と書いてあるそうだがパノラマではフォーカスを選択することはできないのだ。これは3年前のZenfone5でも2年前のZenfone2でも同じである。自社製品のこんなことも分からずに扱っているのだろうか?
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さて、Zenfone3Maxのパノラマ写真のピントが合わない件をネットで調べていたら、次のような「Zenfone3Maxではパノラマ写真が撮れる」という記事があった。
【初めてのASUS Zenfone 3】【ZenUI】「カメラ」(PixelMaster Camera)アプリの機能と使い方
http://solodc2011.com/zenfone-3/zenui/pixelmaster-camera
この中の、
5.詳細設定メニュー の下に、
「自身で役立ちそうなのは」として筆頭に「パノラマ」と書いてある。パノラマ写真が撮れるということは、当然ピントの合ったパノラマ写真が撮れる、ということを明白に書いている。
ただし、この記事はASUS社自身の公式ホームページではない。個人がブログに書いたような形をしている。しかし、全体から受ける印象はASUS社が別のルートで宣伝している記事と考えるのが妥当であろう。同社からの便宜を受けて書いていることが端々からうかがえる。
(このような記事を「ちょうちん記事」と言う人もいる。)
このようにして書いておけば、メーカの一方的な宣伝ではなくユーザの体験談だから信用され易かろうという考えているのであろう。また、できないことをできると書いたとしてもASUS社に法的な責任は生じないと考えているのかもしれない。
なぜ、ASUSから便宜を受けた宣伝記事と思えるかを次に書いておく。
まず、記事の右側に「人気の記事」というのがある。
下のものはこれを拡大したものであるが、ほぼすべてがZenfone3についての記事である。Zenfone3に的を絞った宣伝媒体と考えるのが自然である。
また、下記のように極めて鮮明な画像であり、番号の書き込みやいろんな説明もしっかりしている。これだけ分かり易く洗練された記事はASUS社の資金的な協力なしにはできないと見るのが一般的であろう。
さらにこのブログのどこを見ても作成者が自分の紹介をしていないし、個人的な意見だとも明言していない。
下記は記事の一番下にある、この紹介記事を出している「NIFの楽園」の紹介であるが、これらからのリンク先を見ても作者の属性を知ることはできない。
これらを総合的に見ると、この記事はASUS社から部外者に委託したZenfone3の宣伝のための記事と推察される。一般ユーザはASUS社の了解のもとで書かれていると思い、ここに書かれていることは真実であり、素晴らしいスマホだと考えるのが普通である。
他にも下記URLにブログふうの宣伝記事があり、ここでもパノラマ写真が撮れると書いてある。
シムっとぶる
http://sim.ipodtouching.info/zenfone3max-camera-seinou-tsukaikata/