2018.5/29(火)、晴ときどき薄曇り 私の住んでいる団地の第2公園の桜が元気がありません。40年以上も肥料やりなどの育成を何もしてこなかったのでテングス病や腐れで枝がおかしくなって切ったりしてだんだんみすぼらしくなってきていました。
じつは昨年から2度にわたって肥料をやっていたのですが、今年2月の市の桜育成ボランティアの講習会で教えてもらったやり方で今回は実施しました。今回のポイントは、肥料だけでなく「水や酸素が根に届くようにする」ことでした。
次の世代の人達にも桜を楽しんでもらうために協力していただけないかと、「堂平の桜を守る会」として330世帯の団地内に回覧したら16人も集まっていただきました。今回の作業は2つの特徴があります。
(1)5本の桜に25個所の約30cmの穴を掘り、1カ所当たり約200gの化成肥料を入れ、その上に土と腐葉土と芝を砕いて入れ、表面にはそれらが出ているようにしました。昨年7月と今年2月にやったときは、芝の育成に配慮して穴に芝をそのままきれいに戻していたのです。これでは酸素や水が根まで届かないそうです。
(2)特に成長が悪かったり傷みのひどい2本については、周囲1mくらいの芝を全部取って、20cmくらいまで掘り、その上に土と腐葉土、芝を混ぜていれました。表面には腐葉土や切り崩した芝が出ています。これで水や酸素が根まで届くはずです。
人数が多かったので、1本あたり2人くらいでやれました。予定した時間よりも早く1時間半くらいで作業を終えられました。
少しずつ掃除して土をどけ不足していたので表面に出ていなかった腐葉土を追加して掛け、水をやりきれいになりました。
根元を踏むと土が固くなってしまし、根まで酸素や水が届かず、傷んでしまうそうです。これで、我々だけでなく、次の世代の人達にも桜を楽しんでもらうことができるでしょう。
記念写真を撮りました。来年4月には花見をしようということになりました。
6本のうち、右1本は根元が踏まれておらず元気が良いので、左の5本だけに今回作業したものです。周囲を丸く芝をはいだのは左から2本目と4本目の2本です。
肥料と腐葉土の購入費用は、個人の寄付と「堂平健康ラジオ体操」からの寄付で賄いました。
昨年の7月と今年2月には穴を掘って肥料やるだけのことをしていましたが、今回と合わせて5本の桜に75個所の穴を掘り、15キロの化成肥料をやったことになります。また固い表土をふかふかにする作業は今回2本に実施しましたが、他の3本にも実施すべきかもしれません。
なお、この作業に先立ち市の公園係の人に見てもらいました。そうしたら左端の桜は元気そうに見えますがじつは大きな枝が2個所もひどく腐れており早めに切らないと全体に菌が回ってしまうとのことでした。自治会にその旨を伝え、自治会の判断で切るかどうかを決めてもらうことにしました。もしこの大枝を切ると左端の桜も大変みすぼらしいことになります。