2017.4/12(水)、晴 ツワブキの新芽を取りました。今年出た若い茎の根もとまで手を伸ばして握って引き抜きます。5月末頃になると新芽でも固いので食べないようです。
ツワブキは九州ではよく食べます。むしろ私の家では、普通のフキは細くて固い
のであまり食べませんでした。
根の方は苦いので切り取って捨てます。葉は少し残してちぎって捨てます。
深い鍋にお湯を沸騰させ、20秒間くらい浸けて湯がきます。この作業を九州では「あおめる」と言っていました。茎が熱湯に浸かって青くなるのでそういうのでしょうが、標準語ではないようです。
石川啄木の「やわらかに柳あをめる北上の・・・」と言うのは今でも私の頭の中では、柳の枝を熱いお湯に浸けてシンナリさせている風景が目に浮かびます。これは間違いです。
20秒くらいと書きましたが計ったことはありません。本当はどれくらいかな?、付ける時間が短いと、この後で行う皮剥きがうまくできません。長すぎても煮えてしまって上手く剥けません。
長いものと短いのが混じっている時は、2回に分けて湯に浸けた方がよさそう。
湯から上げたら広げたり、場合によっては冷たい水に浸けます。そうしないと熱がこもって煮えてしまい、皮剥きがしにくい場合があります。
上の葉を裂いて下へ引っ張って皮を剥きます。皮は固いので、残っていると食べるときに口から出すことになってしまいます。完全に剥きます。部分的に残ってうまく剥けないときは、残っている皮の部分の中ほどを折ると剥きやすいです。
剥き終わった茎は、水を入れておいた桶にすぐに入れます。入れないと茶色に変色してしまいます。写真の水が茶色に見えるのはツワブキのアクです。
アクが強いので、1,2時間おきに数回水を取り替えます。アクが残っていると苦いのですが、あまり完全にアクがなくなると風味が落ちるかもしれません。
調理;5,6cmの長さに切って醤油、みりんなどで味付けして煮て食べます。調理は私より上手な人に頼みます。
フキよりも風味が強く旨い気がします。