2016.10/3(月) エプソンのインクが高価な割に減り方がひどいように思い、ネットでの消耗が激しいという意見が多いです。そこで、最初から少なく入っているのではないかと思って調べてみました。気になる点はありますが、大きな問題ではないようです。
私が実際に測定したエプソンのインクIC6CL70Lの重量のまとめです。時期の異なる同じ条件のものが2つあるので(1)と(2)に分けてあります。なお、透明袋を含む容器は使い切った状態で若干のインクが残っている状態での重量です。
上記からいえることは次の通りです。
- 空容器の重さは透明袋を含めて約18.7グラム
- インクの重さはマゼンタ(多分シアンも同じ)で約6.3グラム。
25.0-18.7=6.3 - イエローは5.9グラムと0.4グラム(6.3%)少ないものがある。
25.0-(24.6-18.7)=5.9 - ライトシアンとライトマゼンタは27.9グラムであり、2.9グラム(46%)も多い。
((27.9-25.0)/6.3)*100=46.3 - パック売りと個別売りは、イエローにおいてはほぼ同じ。
- 使い終わった後の残量は目視では気にするほどではなかった。
この違いをエプソンに聞いていたら、10/6(木)に返事がきました。「インクの重さは会社の方針で言えないが、カラーによって消費量が異なるので封入量を変えてある」というようなことでした。ライトシアン、ライトマゼンタは消費量が多いので多めに入れてあるようです。
しかし、人によってインクの使い方は異なるのだから封入量を変えることがどれだけ意味あることなのか分かりません。
そもそも普通の人が印刷する際、ライトシアン、ライトマゼンタを使い分ける必要があるのかどうか疑問に思えます。なぜなら、現在のプリンタのドットはものすごい小さなものになっているのだから、薄い色を印刷する際は間隔を多めにあけてシアンやマゼンタを打てば人間の目にはライトシアンやライトマゼンタを打った場合と区別がつかないのではないだろうか、ということです。
薄い色をたくさん使えばそれだけインクを消費します。
そんなわけで私はいま、別の機種ですが、カラーはシアン、マゼンタ、イエローだけのものを使っています。