2014.4/19(土)、晴れ 種を植え替えました。苗の植え替えではありません。下の写真の手前は1ヶ月以上前に播いたカボチャですが全く芽を出しません。奥に大きい葉を出している2列は4/8(火)に播いた別のカボチャで見事に全部芽を出しています。また一番奥に小さく見えるのも4/8(火)に一緒に播いたスイカでこれも全部芽を出しています。芽をだすのと出さないものの違いは何か?
発芽の3要素は、温度、水分、酸素だと言うことは知っているのですが、この酸素が不足しているのだと思いつきました。水をやり過ぎると酸素が届かなくなるそうです。
芽の出ない方の土は、良かれと思って腐葉土をふるって小さなものだけにしたものでした。ところが、その結果できた土はまるで、どぶ川の底に沈殿しているような土になってしまって、完全に酸素を遮断するようになっているようなのです。奥で芽を出しているカボチャやスイカの土は畑の土をふるったのとモミガラを蒸し焼きにした炭である「くん炭」を混ぜたものでした。こうすることで適度に隙間が出来て酸素がいきわたっているようです。
芽のでないカボチャのポットを掘り起こしてみると、べっとりとした土の中に種が埋まっていました。薬品処理してあるそうで青色をしています。ハスの種などは1000年以上も昔のものが地中で生きのびて芽を出すのがありますから、これも何とか芽を出してくれるでしょう。
そこで、堆肥場の土を振るわずに繊維を残したまま持ってきました。小枝や目に見える虫などは除去しました。それに畑の土を少し加えました。下の写真の奥は芽の出ないダメなもの、手前が新しい繊維の芽立つ土です。これに種を移し替えました。カボチャ以外にも、ゴーヤ、キュウリ、オクラなどは種が見えたので移し替えました。ところが、トマトはナスは種が小さくてやれません。
トマトやナスを含め、芽が出ているものの土をほじくってみると、ほとんど根が伸びていません。これも酸素不足というか水浸しのために根が伸びられないようです。そこで根のない部分の土を取り去り、そこに繊維の残っている腐葉土に少し畑の土を追加したものに替えてやりました。ポットの土を大幅にいじるなど、やるべきでないと思いますが、根が伸びていないので緊急処置です。
直播きのホウレンソウが芽を出してきました。右下写真の左側半分にホウレンソウを撒いてあります。右側半分は小松菜です。
下は、近くのFさんからもらったナスの苗です。これは種蒔き用の土を買ってそれに播いたそうで、びっしりと芽が出ていました。
失敗は成功の元です。上手に発芽させるコツが分かりましたので、来年はポットの土を繊維の多いものにしてちゃんと発芽させるつもりです。